(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループの財務担当幹部のフィリップ・バーリンスキ氏が退社し、ヘッジファンド会社ミレニアム・マネジメントに移籍する。
バーリンスキ氏の移籍について先に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、同氏はミレニアムの共同最高執行責任者(COO)に就任する。ゴールドマンでの元同僚、ジャスティン・メリック氏やポール・ルッソ氏に加わることになる。
ミレニアムは今年、ゴールドマンからジョン・ホセ氏も株式チームのシニア・ポートフォリオマネージャーとして採用している。
投資家が分散投資と安定したリターンを求めてマルチストラテジーのヘッジファンドに資金を集める中、ミレニアムのビジネスは好調だ。同社は320以上のトレーダーチームを抱え約620億ドル(約9兆5000億円)を運用している。
ミレニアムとゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。
ゴールドマンはバーリンスキ氏の後任にキャリー・ハリオ氏を指名する計画だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。
ゴールドマンのウェブサイトによると、ハリオ氏は1999年に夏季アソシエートとしてゴールドマン入りし、現在は最高戦略責任者兼投資家向け広報の世界責任者。
ゴールドマンの担当者は直ちにはコメント要請に応じなかった。
原題:Goldman Sachs Global Treasurer Berlinski Leaves for Millennium、Goldman’s Carey Halio Set to Replace Berlinski as Treasurer(抜粋)
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最終更新:4/11(木) 20:21
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