(ブルームバーグ): トヨタ自動車は14日、グループ会社で不正が相次いだことなどを受けた余力作りの取り組みの一環として、国内の日当たり生産台数の上限を当初計画の1万4500台から1万4000台に引き下げたことを明らかにした。
6月18日に開催を予定する定時株主総会招集通知の中で明らかにした。開発面では優先順位の見直しによりプロジェクトの数を適正化し、現場の余力を作り出したという。グループ各社の現場の従業員が、トヨタの豊田章男会長と直接対話する場を設けるなどして風通しのいい職場作りにも取り組んでいるとした。
トヨタは招集通知で、同社グループでは日野自動車やダイハツ工業、豊田自動織機などで不正が発覚したほか、トヨタ本体においても「余力不足に起因するさまざまな課題に直面」していると述べた。「これらの課題に向き合い、足場固めに取り組んでいくことが、持続的成長を実現するための重要事項」だとの考えを示した。
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最終更新:5/14(火) 8:50
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