東京外国為替市場概況・17時 ドル円、一時下振れ

10/17 17:07 配信

トレーダーズ・ウェブ

 17日午後の東京外国為替市場で、ドル円は一時下振れ。17時時点では149.70円と15時時点(149.73円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。日経平均株価の下落を受けた円高の流れが続くなか、日銀高官発言も伝わり円買いがさらに進行。149.38円まで下値を広げた。
 内田日銀副総裁は「経済・物価の見通しが実現したならば、利上げを継続する」と述べた。昨日の植田日銀総裁による「経済物価の見通しの確度が上がれば、その度合いに応じて金融緩和の度合いを調整することに変わりない」との発言と合わせ、円買いが進みやすい地合いの背景となったもよう。
 ただ、日本維新の会・藤田共同代表が「自民と維新の連立協議は大きく前進した。最終の詰めを行っていく」と述べたことが歯止めとなったようで、149.78円前後へ戻す場面もあった。

 ユーロ円は軟調。17時時点では175.32円と15時時点(175.53円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様の上下で、クロス円も円買いが先行。ユーロ円は一時175円割れとなり、174.82円まで下落した。その後はドル円の戻りとともに、175.40円近辺まで持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.1712ドルと15時時点(1.1723ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の下振れが重しとなり失速。一時1.17ドル割れとなり、1.1694ドル前後へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.38円 - 150.45円
ユーロドル:1.1684ドル - 1.1728ドル
ユーロ円:174.82円 - 175.97円

関口

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最終更新:10/17(金) 17:07

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