【相場見通し】反落して始まるか、利益確定売りが重荷

10/3 9:20 配信

トレーダーズ・ウェブ

 3日の香港市場は反落か。前日は年内の米追加利下げ期待を背景に買いが優勢となり、ハンセン指数の終値は2021年7月23日以来約4年2カ月ぶり高値だっただけに、いったん利益を確定する売りが出やすい。米連邦準備理事会(FRB)が重視する9月の雇用統計がきょう発表される予定だが、1日から米政府機関の一部が閉鎖している影響で見送られる公算が大きく、投資家が運用リスクを取りにくいとみられる。

 ただ、下値を売り込む動きは限定的と予想する。前日の米ハイテク株高が市場センチメントを支えるだろう。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2日に1.94%高と5日続伸し、取引時間中と終値の史上最高値を更新した。米長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日の4.106%から4.084%に低下した。

 2日のNY株式相場は5日続伸。ダウ平均は3日連続で終値の史上最高値を更新し、S&P500とナスダック総合はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のJDドットコム(09618)とテンセント(00700)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、新エネルギー車のBYD(01211)が香港終値を下回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、石炭大手の中国神華能源(01088)が上回って終えた。

村山

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最終更新:10/3(金) 9:33

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