アリスタが決算受け上昇　好調なＡＩ需要が奏功＝米国株個別

（NY時間10:22）（日本時間23:22）
アリスタ　294.04（+20.05　+7.32%）

　クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークスが上昇。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、好調なＡＩ需要が奏功し、予想を上回る第２四半期の売上高見通しを示した。また、取締役会は最大１２億ドルの自社株買いの追加を承認している。

　今回の決算を受けてアナリストの目標株価引き上げも相次いだ。「ガイダンス上方修正の決定は、受注増加という形で、より具体的な証拠が見え始めただけでなく、見通しが良くなるにつれて、上振れ余地を残している可能性が高いという確信を投資家に与えるはずだ」と述べている。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：1.99ドル（予想：1.73ドル）
・売上高：15.7億ドル（予想：15.5億ドル）
・粗利益率（調整後）：64.2％
・営業利益率（調整後）：47.4％（予想：42.7％）

（４－６月・第２四半期）
・売上高：16.2～16.5億ドル（予想：16.2億ドル）
・粗利益率（調整後）：64％
・営業利益率（調整後）：44％（予想：43％）

【企業概要】
　米国内外のIT企業・金融機関・政府機関等のデータセンター等向けに、クラウドネットワーク製品の開発・販売を行う。ネットワークアプリケーションとイーサネットスイッチング装置で構成されるシステム等を取り扱う。製品の製造は委託製造業者が行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース（minkabu PRESS）