中国、オーストラリア産ワインの関税撤廃-関係改善進む

3/28 16:07 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国は、オーストラリア産ワインに対する懲罰関税を撤廃する。3年にわたる豪州への貿易圧力に終止符を打つことを示しており、同国ワイン産業の復活期待が高まりそうだ。

中国商務省が28日に撤廃を発表した。豪州では、中国が関税廃止に向けた暫定勧告を行ったと一部のワイン生産者や議員がすでに明らかにしていたため、数週間前から今回の発表は予想されていた。29日付で撤廃される。

商務省は「中国における関連ワインの市場環境の変化を踏まえ、豪州産ワインを対象とした反ダンピング(不当廉売)・補助金相殺関税を賦課する必要はなくなった」と説明した。

中国は2019年に豪州にとって最大のワイン輸出先となり、11億豪ドル(現在のレートで約1080億円)相当に達していた。21年3月、当時のモリソン豪政権が新型コロナウイルスの起源に関して国際的な調査を求めたことを受け、豪州産ワインに最大218%の関税を課していた。

原題:China Scraps Tariffs on Australian Wine as Relations Improve、China Scraps Australia Wine Tariffs After Review (1)(抜粋)

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最終更新:3/28(木) 17:24

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