〔NY外為〕円下落、157円台前半=3週間ぶり安値(23日午前10時15分)

5/23 23:31 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク外国為替市場では、堅調な経済指標を受けて円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は一時1ドル=157円19銭付近まで下落した。157円台を付けるのは、1日以来、3週間ぶり。午前10時15分現在は157円00~10銭と、前日午後5時(156円77~87銭)比23銭の円安・ドル高。
 1日には日本政府・日銀による為替介入とみられる大規模な円買い・ドル売りの動きが出ており、相場は介入への警戒感から不安定な値動きとなっている。
 S&Pグローバルが23日発表した5月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は50.9と、前月(確報値50.0)から上昇、市場予想(ロイター通信調べ)の50.0を上回った。サービス業PMI速報値は54.8と前月(確報値51.3)から上昇し、12カ月ぶりの高水準となった。堅調な米PMIを受けて、米利下げ時期が後ずれするとの観測が強まり、米長期金利が上昇。日米金利差拡大の観点から円売り・ドル買いの流れが強まった。
 前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日~5月1日開催分)では、インフレ鈍化に一段の進展がないとして、金利を長期にわたって据え置く可能性が示された。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0830~0840ドル(前日午後5時は1.0817~0827ドル)、対円では同170円10~20銭(同169円62~72銭)と、48銭の円安・ユーロ高。(了)

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最終更新:5/24(金) 0:26

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