〔東京外為〕ドル、155円台後半=材料乏しく、もみ合い(10日午後3時)

5/10 15:20 配信

時事通信

 10日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、手掛かり材料が乏しく1ドル=155円台後半を中心にもみ合い。午後3時現在は、155円62~63銭と前日(午後5時、155円83~83銭)比21銭のドル安・円高。
 午前は、日経平均株価の大幅高や、週末の五・十日による国内輸入企業の買いなどに支援され、155円70銭前後へ水準を切り上げた。鈴木財務相が円安について、「必要があれば適切な対応を堂々と取っていきたい」などと述べたが、ドル円の反応は乏しかった。
 午後は、日経平均の上げ幅縮小や利益確定売りなどで伸び悩み、155円50~60銭台で推移した。
 ドル円は、「(5月3日安値から4月29日高値の半値戻しに当たる)156円ちょうど付近を攻略するのは簡単ではない」(外為仲介業者)といい、155円台後半で上値が重くなる。一方、155円台前半では日米金利差を意識した押し目買いが入りやすいため、下値も堅く、155円レンジでの推移にとどまり、方向感が出ていない。週末の上、15日に4月の米CPIの発表を控えていることも、投資家の動きを鈍くしている。
 ユーロは正午に比べ対円でもみ合い、対ドルは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=167円70~73銭(前日午後5時、167円26~28銭)、対ドルでは1.0775~0775ドル(同1.0734~0734ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/10(金) 15:34

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