日経平均172円安と4日ぶり反落、円高重しもプライム銘柄は値上がり多い=7日前場
7日前場の日経平均株価は、前日比172円88銭安の3万8893円65銭と4日ぶりに反落、TOPIX(東証株価指数)が同10.61ポイント安の2741.59ポイントに下落した。円高を背景に朝方から売りが優勢で、午前9時27分には、同313円33銭安の3万8753円20銭を付けた。その後、押し目を拾う動きから下げ幅を縮小。外国為替市場では一時、1ドル=151円割れまで円高が進んだが、その後は、151円台の半ばまで戻したことも、見直しにつながったようだ。ただ、上値には売りが控えているとみられるほか、週末要因も意識される。
東証プライム市場の出来高は9億3760万株、売買代金は2兆1378億円。騰落銘柄数は値上がりが961銘柄で、値下がりの617銘柄よりも多い。変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、ニコン <7731> 、HOYA <7741> などの精密機器株が下落。伊藤忠 <8001> 、丸紅 <8002> などの卸売株や、三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株も安い。バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、中部電 <9502> 、大ガス <9532> などの電気・ガス株も軟調。塩野義薬 <4507> 、エーザイ <4523> などの医薬品株や、オリックス <8591> 、JPX <8697> などのその他金融株も弱い。一方、SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株が高い。
個別では、TOWA <6315> 、インターメス <262A> 、都築電 <8157> 、朝日工 <1975> 、富士製薬 <4554> が下落。半面、メルカリ <4385> 、ニチコン <6996> 、F&LC <3563> 、ライト工 <1926> 、SREHD <2980> などが上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:2/7(金) 11:59