日経平均は３７５円程度高、買い先行後も堅調推移＝５日前場

　５日午前１０時８分すぎの日経平均株価は、前週末比３７５円程度高い３万８４３０円前後で推移する。午前１０時７分には、同３７６円８９銭高の３万８４３０円５６銭を付けている。前週末１日に大幅続落した反動から、買い戻す動きが先行した。その後も、堅調な値動きが続いている。現地４日の米国株式市場では、５日の米大統領・議会選挙の投開票を前に手控えムードが強まるなか、ＮＹダウ、ナスダック総合指数がともに反落。４日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末１日の大阪取引所清算値比２５５円高の３万８３７５円だった。

　業種別では、全３３業種のうち２１業種が上昇、１２業種が下落している。大和証Ｇ <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、住友鉱 <5713> 、ＳＷＣＣ <5805> などの非鉄金属株が上昇。ニコン <7731> 、ＨＯＹＡ <7741> などの精密機器株や、デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株も高い。郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株や、アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株も堅調。ディスコ <6146> 、ＳＭＣ <6273> などの機械株や、ＳＵＭＣＯ <3436> 、三和ＨＤ <5929> などの金属製品株もしっかり。一方、東電力ＨＤ <9501> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が安い。

　個別では、オルガノ <6368> 、ドリームＩ <4310> 、サンリオ <8136> 、住友電工 <5802> 、東精密 <7729> が上昇。半面、日東紡 <3110> 、ヤマハ <7951> 、ＤＭＧ森精機 <6141> 、ＢＩＰＲＯＧ <8056> 、東エレデバ <2760> などが下落している。

　東京外国為替市場では午前１０時８分時点で、ドル・円が１ドル＝１５２円台の前半（前週末１日は１５２円５４－５６銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１６５円台の半ば（同１６５円７７－８１銭）で取引されている。

提供：ウエルスアドバイザー社