元銀行員が語る!自分と相性のいい「メインバンク」の選び方
銀行によって特色はさまざまで、どこの銀行をメインバンクにすればよいのか迷ってしまう人もいることでしょう。都銀は安心できるイメージがありますが、自分に合っていなければ意味がありません。元銀行員の筆者がメインバンクの選び方をアドバイスします。
◆その銀行で何をしたいのか考えよう
銀行では、お金を預けるだけでなく、お金を引き出しますし、各種口座振替を設定したり、給料の振込口座にしたりするなど、取引そのものが生活に密接しています。そのため、いかに自分に相性の良い銀行であるのかが大切になります。
まず、考えてほしいのが、銀行で何をするのかということです。
上記で掲げている基本的な動作の他にも「NISAやiDeCoをやりたい」「できるだけ手数料がかからないようにしたい」「手数料よりも預金金利が少しでも高いことが優先」など、自分が希望することを考えていきましょう。
自分の考えていることが明確になったら、自分が利用できそうな銀行の中から、自分にとって利用しやすい銀行を選ぶようにしましょう。
◆都銀か地銀か、その他金融機関か!?
いろいろな記事を読んでいると、比較している例の中心がほぼ都市銀行ばかり(筆者もそうなってしまっていますが)のことが多いのですが、銀行は都市銀行だけではありません。地方銀行だって、信用金庫だってJAだってあります。
情報はひとつの目安に過ぎません!
まずは、自分の身の回りにどのような金融機関があるのか確認してみてください。都銀同等、それ以上に自分にとって使い勝手の良い金融機関はあるかもしれません。都銀の情報は目にしやすい半面、「都市銀行」という名称であることも分かるように、都市部に住んでいる人には利用しやすいものの、地方の場合は、地銀や信用金庫やJAの方が利用しやすいことが少なくありません。
◆迷ったときには手数料を比べて選ぶ
相性のいい銀行ってどこだろう?と迷ってしまう場合は、自分の生活圏内にある銀行であること、手数料が安いなどを考慮して選ぶとよいでしょう。いくら金利が高い銀行であっても、手続きするのに交通費がかかるような銀行は選ぶべきではありません。
また、ATMの利用時、振込をするとき、各種書類の発行、その他にも取引をするときには、手数料が発生します。同じサービスを受けられる、ATMの数なども同じというようなときには、手数料を比較して選んでみるとよいでしょう。
銀行との相性は、人間関係との相性と同じです。絶対に譲れないことは何かを考え、何が妥協できるのかを知れば、おのずと自分にとって相性の良い銀行が分かってきますよ。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
あるじゃん(All About マネー)
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最終更新:11/28(木) 21:20