ドッグウィフハットが時価総額第3位のミームコインに──BTCとETHに疲弊の兆し

3/29 19:00 配信

CoinDesk Japan

ソラナベースのドッグウィフハット(WIF)に代表されるミームコインは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部での長期休暇を控え、市場全体がほとんど変化しない中で急騰し、他のカテゴリーを上回った。


ビットコイン(BTC)は、3月29日のアジア時間朝から7万ドル前後で取引され、過去24時間では大きな変化を見せていない。イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)は1%下落したが、ビットコインキャッシュ(BCH)は4%上昇し、28日の上昇を継続した。


時価総額の多いトークンからステーブルコインを除いた広範なコインデスク20指数(CD20)は0.56%下落した。


CoinGeckoのデータによると、ミームコインのカテゴリーは平均で8%急騰し、分散型金融(DeFi)、イールドファーム、取引所トークンなど、他のニッチなトークンを上回った。


ミームトークンは、ドージコイン(DOGE)がソーシャルアプリXの今後の決済サービスに使用されるとの憶測の中、28日の早い段階で動き始めた。


DOGEを追跡した先物へのベットは過去最高の20億ドル(約3000億円、1ドル=150円換算)に跳ね上がり、ロングに偏った将来の価格変動への期待を示している。


フロキ(FLOKI)やWIFといった犬をテーマにしたトークンは、ドージコインへの代替ベットとして上昇した。WIFはペペコイン(PEPE)を逆転し、28日に価格が4ドルの大台を超え、時価総額で第3位のミームトークンとなった。


一方、BTCとETHの値動きが疲弊の兆しを見せたことから、一部の取引会社は最近の上昇から後退を警告した。


シンガポールを拠点とするQCPキャピタル(QCP Capital)は29日のテレグラムのブロードキャストで、「第1四半期の価格上昇は指数関数的であり、枯渇の兆しがある」と述べた。「ETHのリスクリバーサルは-8%と下方に偏っており、若干の恐怖を示している。ファンディングとフォワードは非常に高いままであり、これは投機家がレバレッジを効かせたロングを維持するために依然として高い価格を支払っていることを意味する」。


「我々は強気を維持しているが、レバレッジについては慎重」と同社は述べている。


|翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Dogwifhat Becomes Third-Largest Meme Coin as Bitcoin Clings to $70K

CoinDesk Japan

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最終更新:3/29(金) 19:00

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