〔欧州株式〕軒並み急伸=英2.14%高、独2.85%高(14日)
【ロンドン時事】週明け14日の欧州株式市場は軒並み急伸した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比170.16ポイント(2.14%)高の8134.34で引けた。
ドイツ主要40銘柄指数(DAX)は2.85%高、フランスCAC40種指数は2.37%高、ストックス欧州600種指数は2.69%高だった。
トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンなどの電子機器を除外したと週末に伝わり、ハイテク株や金融株を中心に、売り込まれていた銘柄を買い戻す動きが広がった。ただ、トランプ大統領があくまでも一時的な措置だと述べたため、上げ幅は抑えられた。
シティ・インデックスのアナリスト、フィオナ・シンコッタ氏は「この新たな展開は、米国が全面的な貿易戦争から一歩引いたことを示唆しているが、依然として警戒感は残っている」とコメントした。
FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが5.53%高、保険会社セント・ジェームズ・プレイスが4.93%高、金融大手スタンダード・チャータードが4.92%高と相場をけん引。一方、ロンドン証券取引所は0.81%安と唯一下げた。
DAXでは、防衛大手ラインメタルが5.84%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが5.81%高、ドイツ銀行が5.23%高と大きく買われた半面、日用品大手ヘンケルのみが0.72%安とマイナス圏で引けた。(了)
時事通信
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最終更新:4/15(火) 2:34