〔米株式〕NYダウ続伸、49ドル高=ナスダックは安い(24日午前)

9/24 23:35 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】24日午前のニューヨーク株式相場は、中国の大規模金融緩和を好感した買いが先行し、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比で一時取引時間中の最高値を更新。午前10時25分現在は49.18ドル高の4万2173.83ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は61.16ポイント安の1万7913.11。
 中国人民銀行(中央銀行)は24日、政策金利の7日物の短期金利に加え、預金準備率も引き下げる金融緩和を発表。景気低迷の主因とされる不動産市場の追加てこ入れ策も公表した。新たな景気刺激策の効果への期待が台頭し、ダウ、ナスダックとも高寄りした。
 米民間有力調査会社コンファレンス・ボード(CB)が発表した9月の米消費者景気信頼感指数は98.7(前月105.6=改定)と、市場予想(104.0=ロイター通信調べ)を下回った。さえない経済指標を背景に、ダウは上値を一部消す展開となっている。
 個別銘柄では、キャタピラーが3.5%高、米化学大手のダウが2.9%高と堅調。投資判断引き上げをはやしてセールスフォースが1%超上伸している。PDDホールディングス、阿里巴巴(アリババ)集団は5~6%高。一方、ビザが4%近く下落し、ダウ平均を下押し。マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムはともに1%超安で推移している。(了)

時事通信

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最終更新:9/25(水) 0:26

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