【ニューヨーク時事】23日午後のニューヨーク株式相場は、米国のインフレを巡る根強い警戒感などを背景に売りが加速し、大幅続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日終値比での下げ幅は一時600ドルを超えた。午後2時06分現在は593.75ドル安の3万9077.29ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は31.84ポイント安の1万6739.70。
この日朝方発表された米雇用関連指標や5月のS&Pグローバル米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値はともに改めて米景気の底堅さが示す内容。これを受けて、インフレへの警戒感が広がりし、売り圧力が拡大している。
米連邦準備制度理事会(FRB)が前日公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日~5月1日開催分)で、一部の参加者がインフレが再燃するリスクがあれば、追加利上げに動く意向も言及したことが明らかになったことも引き続き相場の重し。(了)
時事通信
最終更新:5/24(金) 3:34
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