【ニューヨーク時事】22日午後のニューヨーク株式相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表をきっかけに売りが加速し、下げ幅を拡大している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時前日終値比で313ドル余り下げた。午後2時45分現在は298.68ドル安の3万9574.31ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は108.08ポイント安の1万6724.54。
米連邦準備制度理事会(FRB)が午後公表したFOMC議事要旨(4月30日、5月1日開催分)によると、インフレ低下が進まなかったことを受け、多くの参加者が現行政策金利がどの程度米景気を冷やし、インフレ抑制効果があるのか不透明との見解を示した。また参加者数人は、インフレリスクが浮上すれば追加利上げする意向を表明していた。これ受けて、市場は売りで反応し、150ドル余りレンジを切り下げた。(了)
時事通信
最終更新:5/23(木) 4:35
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