【ロンドン時事】週明け20日の欧州株式市場はまちまちだった。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比7.89ポイント(0.11%)安の7496.36で引けた。
ドイツ株式主要銘柄指数(DAX)は0.11%安、フランスCAC40種指数は0.18%高、ストックス欧州600種指数は0.10%高だった。
主要中央銀行の金融引き締め終了観測を背景に、欧州株は小幅上昇。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」の追加減産観測を受けて上昇した原油価格につれて、エネルギー株が伸びたことも株価を押し上げた。英、ドイツ株では大幅下落した一企業の株価が全体を押し下げた。
FTSEの構成銘柄では、建機レンタルのアシュテッド・グループが10.49%安と下落幅トップ。段ボール大手スマーフィット・カッパが3.16%安、給食サービス大手コンパス・グループが2.01%安と続いた。生命科学分野などの専門的商品・サービスを提供するディプロマが11.19%高、オンライン食品販売大手オカド・グループは6.28%高、ブックメーカーのフラッター・エンターテイメントは2.95%高だった。
DAXでは、製薬大手バイエル(17.96%安)が大幅下落したほか、日用品大手ヘンケル(1.99%安)や化粧品大手バイヤスドルフ(0.96%安)が売られた。一方、医療大手メルク(2.61%高)や通販大手ザランド(2.17%高)、エネルギー大手シーメンス・エナジー(2.05%高)が買われた。(了)
時事通信
最終更新:11/21(火) 3:34
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