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東京為替見通し=欧州通貨 神経質な動き継続、資源国通貨も不安定なまま

7/6 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 昨日の海外市場でドル円は、米長期金利の大幅低下にもかかわらず135円半ばで下げ止まった。ユーロドルは1.0235ドルと2002年12月以来の安値を記録。ユーロ円も一時139円割れを覗いた。天然ガス価格が上昇し、強まった欧州景気の減速懸念がユーロ売りを誘った。

 本日の東京為替市場では、昨日大きく売られた欧州通貨の神経質な動きが続くか。また、昨日は原油先物相場が急落しており、アジアの時間外取引ではいつも以上に流動性が薄くなりそう。原油先物が右往左往することが考えられ、同数値を眺めながら資源国通貨も不安定に上下することが見込まれる。

 ドル円に関しては、本邦企業や機関投資家からのフローに振らされる展開は変わらず。欧州通貨や資源国通貨の方向性につれて動く場面も多そうだ。

 欧州では、夏場にもかかわらず天然ガス価格が高止まりしている。同域の天然ガス指標価格であるオランダTTFガス先物は昨日、1メガワットあたり163ユーロ台で終えた。欧州午前に一時176ユーロを付けたところからは緩んでいるが、1カ月前からだと約2倍まで高騰している。

 ウクライナに軍事侵攻したロシアへの経済制裁がガス価格上昇の1つの原因。もう1つは、欧州連合(EU)の天然ガス輸入額シェア2位のノルウェーで、労使交渉のもつれから幾つかの油田の操業が休止されたことも大きく影響している。一部メディアによれば、油田の操業停止で同国の天然ガス総輸出量の半分が失われるという。

 目先は天然ガス価格の上値警戒感が高まったままだろう。そうなると欧州経済への足かせとなることは避けられず、昨日同様にユーロが下値余地を試す場面がありそうだ。

 また、英国では、ジョンソン英政権の閣僚2人(スナク財務相とジャビド保健相)が辞任した。その他、複数の中枢メンバーも政権を去っており、首相の求心力が急速に弱まっていることが伺える。政局混乱が危惧されるなか、ポンドの買いづらさも続くだろう。

 昨日のNY原油先物は一時97ドル台まで急落した。米景気後退への懸念が強まりつつあり、需給の緩みを予想する向きが増えてきたようだ。アジア時間でも荒い値動きが予想され、産油国通貨カナダドルの動きには注意が必要。

 なお米国では、足もとの物価上昇への警戒感は根強いものの、金融市場のテーマはインフレから景気に移りつつあるもよう。CMEのFedWatchでは、利上げ幅を縮めながらも12月会合までは引き締めを織り込んでいる。しかしながら、来年は数会合の金利据え置きが続いたあと、利下げを見込み始めた。

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最終更新:7/6(水) 8:00

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