IDでもっと便利に新規取得

ログイン

ロンドン為替見通し=リスクオン材料あるが、独連銀とECB総裁の溝には注意

7/5 13:47 配信

トレーダーズ・ウェブ

 本日のロンドン為替市場では、市場のリスクセンチメントを見極めながらの取引となりそうだ。
 
 リスク志向を意識させるとすれば、先月から何度か浮上してきた「バイデン大統領が、対中制裁関税の一部を撤廃する見込み」だろう。昨日は、早ければ今週中にも実施されるとの見方が広まった。米メディアが報じたところによると、関税の一時停止は、消費財(衣料品や学用品など)に対して行われるもよう。また、輸入業者が関税免除を申請できる枠組みも立ち上げる見込みとされた。

 東京午前には中国サイドから、劉鶴副首相がイエレン米財務長官とビデオ会談を行い、建設的な意見交換がなされたと発表された。「米中の雪解け」とはそう簡単に行かないだろうが、経済での歩み寄りは株式市場にとっても悪い話ではないだろう。今後も関連報道に目を向けておく必要がありそうだ。

 欧州に関しては、欧州中央銀行(ECB)への最大の出資比率を誇る独連銀のナーゲル総裁と、ラガルドECB総裁の溝が気になるところ。先月のECB臨時会合では、ラガルド総裁リードのもと域内債務国を新たに支援する条件が提示されたが、ナーゲル独連銀総裁は支援に反対の意向を示していたようだ。ナーゲル総裁は、ECBはインフレとの戦いに集中すべきと主張していたという。

 ナーゲル独連銀総裁は昨日、「ECBの新たな危機対応ツールの使用に対して警告」と述べた。利回り格差が拡大しやすい債務国(伊、ギリシャ、スペイン、ポルトガル)の国債を単純に買い支えることをけん制している。ただ、ECBメンバーの多くが、ラガルドECB総裁が目指す「ユーロ圏市場の分断を防ぐ措置」に賛成の立場であり、支援への混乱は生じないと見られている。

 ただ、昨日は欧州債全般に売りが強まるなか、独・伊10年債の利回り格差は5ベーシスポイント拡大した。本日も財政状況が厳しい南欧諸国の債券利回りと、独債利回りの格差には注意しながらユーロを取引することになりそうだ。

想定レンジ上限
・ユーロドルは日足一目均衡表・転換線1.0491ドル、ユーロ円は6月30日高値142.86円。

想定レンジ下限
・ユーロドルは1日安値1.0366ドル、ユーロ円は一目・基準線140.55円。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:7/5(火) 13:47

トレーダーズ・ウェブ

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング