29日の米国株式市場は、米5月PCEデフレーターが注目となる。物価関連指標ではCPI(消費者物価指数)が有名だが、PCEデフレータ―も物価動向を示す指標で、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ指標としてもっとも重視している。前日のECB(欧州中央銀行)フォーラムに出席したパウエルFRB議長は景気後退よりもインフレ抑制に失敗するリスクへの懸念が大きいとの考えを示しており、PCEデフレーターが強い数字となればFRBによる利上げ加速への思惑が高まりそう。金融株にとってはプラスかもしれないが、グロース株などにとっては売り圧力が強まる恐れがある。
<主な米経済指標・イベント>
米5月個人所得・個人消費支出、米5月PCEデフレーター、米6月シカゴPMI(購買部協会景気指数)
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提供:モーニングスター社
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最終更新:6/30(木) 17:14
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