(ブルームバーグ): アジア時間28日の取引でニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が今週会合を開くのを前に、世界全体の生産量を脅かす複数の要因が、一段の市場引き締まりのリスクとなった。
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ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)8月限は一時1バレル=110ドルを上回った。これに先立つ2営業日で約5%上昇していた。シンガポール時間午前9時39分(日本時間同10時39分)時点で0.9%高の110.50ドル。
リビアでは政治危機悪化で輸出を巡る混乱が拡大しつつあり、OPEC元加盟国のエクアドルでは反政府デモで国内の生産が停止する恐れがある。
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SPIアセットマネジメントのマネジングパートナー、スティーブン・イネス氏は「構造的な不足はまだ解消されていない」とし、「原油が大幅かつ着実に値下がりするには市場に流入する原油が増える必要がある」と指摘した。
原題:
Oil Extends Gains on Supply Disruptions Ahead of OPEC+ Meeting(抜粋)
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最終更新:6/28(火) 13:20
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