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「落ちてくるナイフは、つかむな」vs「つみたて投資・ドルコスト平均法」は株式市場暴落時ではどちらが正しいか

6/26 18:36 配信

LIMO

コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、物不足、エネルギー価格上昇、世界中のインフレ率上昇、日本を除く各国中央銀行の利上げと続き、そして円安。

このように私たちを取り巻く経済環境は大きな変化ばかりですが、その中でも資産形成層にとって気になるのはやはり株式市場の動向。

2021年末には安定的に4500ポイントを超えていたS&P500は、今年に入り4000ポイントを下回り、3500ポイントを目指そうかという局面もありました。

つみたて投資で人気なのは「上がっても下がっても買い続けるつみたて投資」。

しかし、株式市場では「落ちてくるナイフはつかむな」という言葉や「難平(ナンピ)買いはするな」という格言もあったりします。

一体どちらが本当なのでしょうか。

今回は、これらを現状を踏まえて考えてみたいと思います。

株価下落時の格言「落ちてくるナイフはつかむな」

株式市場ではベテランの投資家の間でよく言われる格言として「落ちてくるナイフはつかむな」がよく話題に出てきます。

これは、どこまで下がり続けるかわからない銘柄を、ちょっと価格が下がったからと言って買い出動をしてしまうと、その後も大きく下がった場合に大きく損失を出してしまうことを戒める教訓です。

ナイフは刃がむき出しになっている状態でつかむのは危ないということはどなたも想像がつくと思いますが、そのナイフが上から真っ逆さまに落ちてくるものを素手でつかむとどうなるでしょうか。

はい、手は切れて大けがをしかねないということがお分かりかと思います。

したがって、株価下落時には安易に近づかないということが良いよ、相場が反転し、安心して見られるようになるまで「待つ」ということを意識させる格言だと思います。

相場では、安易に買い出動することなく「待つ」ということが大事だという教訓です。

「難平(ナンピン)買いはするな」とはどういう意味か

「難平」をご存じの方はそれほど多くはないと思います。

これは損をした銘柄が下がり続けるのをさらに買いまして、買い付け価格(コスト)を下げることを言います。

そして、株式市場の手練れの投資家では、その難平買いをいさめる人もいます。

私が金融機関勤務時代に上司に言われた言葉が強く記憶に残っています。

「難平買いは、結局は傷口広げるだけやで。やめといたほうがええ」

この傷口を広げるというのはどういうことかというと、下がり続ける銘柄を買い下がっていくことで、資産の価格は下落するのにさらに投資金額を増やしているわけですから、「買い付け価格(コスト)」は下がっているかもしれませんが、「損失の絶対額」は増えていることになります。

投資家からすれば、買い付け価格が下がって安心感もあるかもしれませんが、一方で損失額が増えているという状況を意識しておく方がよいでしょう。

「つみたて投資」は本当に「ほったらかし投資」で安心なのか

働く世代の資産形成層の間で、つみたてNISAやiDeCoも浸透してきています。

その際に、「ドルコスト平均法」とともに、たとえば毎月決まった額を投資する手法がよく話題に出ます。

カブス機市場が下落しているときに、ドルコスト平均法は「落ちてくるナイフをつかむな」「難平買いはするな」には該当しないのでしょうか。

実はドルコスト平均法は気を付けておくべき点があります。

買い付ける資産の価格が下がり続ける場合には、先ほどふれた「難平買い」に該当します。

また、買い付ける資産の価格が上がったり下がったりしてレンジ内で推移する場合には、ドルコスト平均法に期待される十分に効果が得られません。

ドルコスト平均法が機能するのは、短期的には上がったり下がったりを繰り返しながらも、長期間にわたって右肩上がりで上昇する資産に対して有効だということが重要です。

つみたて投資をされている場合には、投資対象の資産が右肩上がりで上昇するのかどうかを改めて確認するのがよさそうです。

LIMO

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最終更新:6/26(日) 21:01

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