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株価指数先物 【週間展望】 ―大幅調整の修正リバウンドが持続、ヘッジ対応に伴うロングも入りやすい

6/26 17:00 配信

株探ニュース

「大幅調整の修正リバウンドが持続、ヘッジ対応に伴うロングも入りやすい」

 今週の日経225先物は、米国市場が週間ベースで4週ぶりに上昇するなか、引き続き自律反発を狙った動きに向かいそうである。24日の米国市場は、6月のミシガン大消費者マインド指数(確定値)で中長期の期待インフレ率が速報値から下方修正されたことで、インフレがピークに達した兆候を示したとして投資家心理が改善。米セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ抑制に向けて利上げ前倒しの必要性を述べる一方で、リセッション(景気後退)入りの確率について議論するのは時期尚早と否定したことが材料視され、主要な株価指数は上昇した。

 今週も、28日に6月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日に1-3月期国内総生産(GDP)、30日に5月の米個人所得・支出などの経済指標が発表される予定である。米連邦準備理事会(FRB)による急速な利上げ観測と、それに伴うリセッション懸念は高まる可能性はあるが、まずは6月に入ってからの大幅な調整に対する修正リバウンドを想定しておきたい。また、翌週の7月4日は独立記念日の祝日で米国市場は休場となる。そのため、週後半にかけては商いが細ると見られるが、リバウンド基調の継続によってヘッジ対応に伴うロングが入りやすくなる可能性はありそうだ。

 一方で、自律反発の域を脱してくるかを見極める必要はあるだろう。先週は指数インパクトの大きい値がさ株の一角が週後半に反発を見せており、指数をけん引する格好だった。ただし、足元で弱い動きを継続していた東京エレクトロン <8035> [東証P]はリバウンドを見せたとはいえ、ボトム圏でのレンジ推移だった。信越化学工業 <4063> [東証P]も調整トレンドから脱しておらず、これらが底打ちから見直しの動きを強めてくるかが注目されよう。

 日経225先物のナイトセッションは2万6830円で終えており、2万6763円辺りに位置していた75日移動平均線を突破し、2万6930円に位置する25日線に接近してきた。週初は25日線および節目の2万7000円を意識した展開が見込まれるものの、同水準を明確に上放れてこないと自律反発の域は脱せず、達成感につながる可能性もある。米国ではNYダウ、S&P500は25日線に接近する一方で、ナスダックは同線を突破してきた。このため、ハイテク株を見直す動きも意識されやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する形で、日経平均型優位の展開が期待される。

 また、VIX指数は27.23に低下し、25日線を下回って75日線が位置する26.67に接近している。同線が支持線として意識されることから、リスク選好には向かいづらい面がある。日米各指数ともいったんは達成感につながりやすい一方、トレンド転換となる水準までリバウンドを見せてきているため、強弱感が対立しやすい。出来高は膨らみづらい需給状況ではあるが、達成感を想定したポジションを吸収することができれば、トレンドは強まりやすいと見ておきたい。まずは、オプション権利行使価格の2万6500円~2万7000円のレンジを想定しつつ、25日線水準で底堅い値動きを見せてくるようであれば、権利行使価格の2万7000円~2万7500円への切り上がりが期待される。

 また、先週のNT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇し、一時14.23倍と同水準に位置する25日線水準までのリバウンドを見せた。14.08倍と直近のボトム水準である14.10倍を下回った後の上昇であり、リバランスの動きが中心だったと見られる。転換ポイントまで切り上がったことで、再びNTショートに向かいやすい面はあるものの、値がさハイテク株のリバウンド次第ではNTロングに向かうタイミングとなるだろう。

 6月第3週(6月13日- 17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では4週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆7156億円(前週は6372億円の買い越し)だった。なお、現物は8044億円の売り越し(同1823億円の買い越し)と2週ぶりの売り越しであり、先物は9111億円の売り越し(同4548億円の買い越し)と4週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆284億円の買い越しで、5週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1406億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。

 この週は、日銀の政策決定会合を17日に控えて、スイス中銀の予想外の利上げによって、日銀の政策変更観測が浮上するなか、海外投資家が持ち高を解消する動きを加速させた。これにより現物と先物合算で直近3週間での買い越し額を上回る売り越しだった。

 海外投資家が持ち高をほぼ解消したと見られるなか、先週は自律反発をみせたが商いは低水準だった。日経225先物は2万7000円接近で強弱感が対立しやすいが、持ち高がゼロに近いなか、押し目では改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑が高まりやすく、徐々に水準を切り上げてくる動きもありそうだ。

 経済スケジュールでは、27日に4月景気動向指数(改定値)、中国1-5月工業企業利益、米国5月耐久財受注、米国5月仮契約住宅販売指数、28日に米国5月卸売在庫、米国6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、米国6月リッチモンド連銀製造業指数、29日に5月百貨店・スーパー販売額、6月消費動向調査、米国MBA住宅ローン申請指数、米国1-3月期GDP(確定値)、30日に5月鉱工業生産、中国6月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国5月個人所得・支出、米国6月シカゴ購買部協会景気指数、7月1日に日銀短観、中国6月財新製造業PMI、米国6月製造業PMI(改定値)、米国6月ISM製造業景況指数などが予定されている。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69
02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67
03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03
04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02
05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12
06月限 日経225 28122.81  TOPIX  1955.38

◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
22/09 06月24日  26020  26480  25970  26480  +360
22/09 06月23日  26000  26400  25940  26120  +20
22/09 06月22日  26290  26480  26080  26100  -130
22/09 06月21日  25790  26370  25740  26230  +450
22/09 06月20日  25890  26170  25450  25780  ±0

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
22/09 06月24日  1842.5  1865.0  1837.5  1865.0  +16.0
22/09 06月23日  1842.0  1866.5  1838.5  1849.0  -1.0
22/09 06月22日  1856.5  1874.0  1847.0  1850.0  -3.0
22/09 06月21日  1820.0  1860.0  1817.5  1853.0  +33.5
22/09 06月20日  1829.0  1844.0  1804.0  1819.5  -2.0

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日比
06月24日(09月限)  26870  +390
06月23日(09月限)  26195  +75
06月22日(09月限)  26195  +95
06月21日(09月限)  26440  +210
06月20日(09月限)  休場
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い    前週末比
06月17日    2454億円  +319億円  8939億円  -1331億円
06月10日    2135億円  -346億円 1兆0271億円  -1039億円
06月03日    2481億円  -736億円 1兆1310億円  +2769億円
05月27日    3217億円  +108億円  8541億円  +1463億円
05月20日    3108億円  +261億円  7078億円  -63億円
05月13日    2847億円  +105億円  7141億円  +161億円
05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円
04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
        売り      前日比  買い       前日比
06月22日    6397万株    +56万株  2億5561万株   -2201万株
06月21日    6340万株   -720万株  2億7762万株   -641万株
06月20日    7060万株   +381万株  2億8404万株   -2258万株
06月17日    6678万株    -39万株  3億0663万株   -2323万株
06月16日    6717万株   -120万株  3億2986万株   -1483万株
06月15日    6838万株   +254万株  3億4469万株   -640万株
06月14日    6584万株    +13万株  3億5110万株   -859万株
06月13日    6570万株   +1075万株  3億5969万株   +1510万株
06月10日    5494万株   -2894万株  3億4459万株   -3689万株
06月09日    8389万株   +353万株  3億8148万株   +2046万株
06月08日    8035万株   -286万株  3億6102万株   -2229万株
06月07日    8322万株   +1832万株  3億8331万株   +709万株
06月06日    6490万株   +245万株  3億7621万株   -1571万株
06月03日    6244万株   -458万株  3億9192万株   +1563万株
06月02日    6703万株    -93万株  3億7629万株   +564万株
06月01日    6797万株   -1629万株  3億7065万株   +952万株
05月31日    8426万株   +165万株  3億6113万株   +1463万株
05月30日    8261万株   -1485万株  3億4650万株   +3305万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日  701億円
1月25日  701億円
2月14日  701億円
3月07日  701億円
4月07日  701億円
5月19日  701億円
6月13日  701億円
6月17日  701億円

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最終更新:6/26(日) 17:00

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