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株式週間展望=ボックス圏入りも―日経平均予想レンジ:2万5950-2万6950円

6/25 8:03 配信

モーニングスター

現在値
メルカリ2,485+4
ラクス1,839-63
トヨタ2,150+6.50

 世界景気の後退不安が本格的に織り込まれ始めた今週は、資源株などの景気敏感セクターを中心に売り優勢の局面が多く、日経平均株価は序盤に2万5520円と3カ月ぶりの安値を付けた。ただ、債券買いの拡大による米長期金利の低下を受け、グロース(成長)株やハイテク株が持ち直すケースがみられる。また、政策絡みを中心にテーマ物色も活況だ。来週は引き続き景況感の軟化が意識される半面、指数はボックス圏に入る可能性がある。

<景気後退シナリオで米金利低下>

 FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締めの強化が景気を冷え込ませる懸念がマーケットで深まり、現金化の需要が急増した。特に年前半に大きく上昇した資源株には利益確定売りの余地が残り、原油先物や銅相場の調整が相まって資金流出が加速した。

 23日に発表された米国とユーロ圏の6月総合PMI(購買担当者指数)はいずれも前月から低下するなど、経済指標にも危険信号が灯(とも)りつつある。逆に米国債にはマネーが回帰し、長期金利の騰勢が一服。日米の金利差縮小により円相場も反発した。

 株式市場では当初の全面的な売りから、選別物色へと傾向がシフトしている。米金利の上昇抑制は新興系のグロース株の地合いを改善させ、24日はプライム市場でもメルカリ <4385> やラクス <3923> といったシンボルストックの上昇が目立った。また、半導体銘柄にも買いが波及している。

 パウエルFRB議長は米議会の公聴会で、利上げの加速が景気後退を招く可能性を認めた。既にマーケットは後退シナリオに傾いており、リスク許容度の劇的な回復は短期的には見込みにくいかもしれない。

<中国経済再開に期待>

 一方で、上海などで経済活動が再開している中国の動向は、一定の下支え要素として期待される。トヨタ自動車 <7203> の減産拡大につながるなど日本企業への影響も顕在したものの、今後は徐々に状況の好転も表面化していくと考えられる。機械株などは反撃の機会も期待される。また、来週は30日、7月1日に同国で官民の6月PMI発表が控え、その内容にも注目が集まる。

 もっとも、需給面では個人の信用買いが増加しており、上値は戻り売りが出やすくなる可能性に注意が必要だ。3月末配当の支払いを受けた再投資は引き続き想定されるものの、それを先回りする買いも入っているとみられる。

 日経平均は3月の安値2万4681円の水準には至らずに、今回の下落局面を脱したかにも見える。終値ベースでは5月12日の2万5748円も割り込んでおらず(6月20日終値は2万5771円)、このラインの下限と2万8200円前後(3月25日、6月9日の終値レベル)の上限のボックスを形成する動きに入った可能性がある。

 来週の日経平均の予想レンジは2万5950-2万6950円。スケジュールはほかに、27日の日銀金融政策決定会合(16、17日開催分)の「主な意見」公表や、30日の5月鉱工業生産、7月1日の5月失業率・有効求人倍率が予定されている。米国では27日に米5月耐久財受注、28日に6月CB消費者信頼感指数と4月S&PコアロジックCS住宅価格指数。

提供:モーニングスター社

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最終更新:6/25(土) 8:03

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