IDでもっと便利に新規取得

ログイン

株式明日の戦略-2勝3敗で週間では小幅高、来週は様子見姿勢が強まるか

5/28 3:51 配信

トレーダーズ・ウェブ

 27日の日経平均は4日ぶり反発。終値は176円高の26781円。26日の米国株は、小売株やエヌビディアが決算を受けて強く買われたことから大幅高。この流れを受けて、寄り付きから300円を超える上昇となり、26900円台に乗せた。しかし、27000円に迫りながらもこれを上回ることができず、開始早々に天井をつけた。そこからは上値の重さが意識される中、しばらく値を消す流れが続いた。一方、後場に入ると戻り売り圧力が和らぎ、26700円近辺で値動きが落ち着いた。改めて上を試すような動きまでは見られず、3桁の上昇ではあったものの、安値圏で取引を終了。グロースコア指数やマザーズは、上昇して始まったものの、買いが続かず下落で終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆9600億円。業種別では海運、保険、鉱業などが上昇した一方、電気・ガス、ゴム製品、食料品などが下落している。1:3の株式分割を発表した日本郵船が6%を超える上昇。一方、今週は厳しい局面が続いたヘリオスが、証券会社の目標株価引き下げを受けてダメ押しの下げに押され、10%を超える下落となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1228/値下がり548。エヌビディアが決算を材料に強く買われたことを受けて、レーザーテック、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体株が大幅上昇。アリババ株高を受けてソフトバンクGが3%超上昇した。今週決算を材料に物色された損保の東京海上、SOMPO、MS&ADが改めて賑わっており、そろって大幅高。証券会社のリポートを手掛かりにニコンが騰勢を強めた。岸田首相が外国人観光客の受け入れ再開を正式に表明したことから、パンパシHDや資生堂、高島屋などインバウンド関連株が人気化した。

 一方、任天堂やリクルートが軟調。NTTやKDDIなど通信株が弱かった。1Qが営業赤字のダイドーGHDが大幅安。QDレーザやダブルスコープなど、直近で強く買われていた銘柄の一角が大きく値を崩した。再発悪性神経膠腫の開発計画見直しを発表したステラファーマが14%を超える下落となった。

 ダウ平均は26日まで5日続伸。米国株の底打ちは待ちに待った材料かと思われたが、今週の日本株はこれに対する好反応が限られた。一方で先週は、米国株が安値圏で不安定な動きを見せる中、日本株は底堅く推移した。この2週を俯瞰で眺めると、先週は米国株があまりに弱すぎたため、逃避資金の向け先として、日本株が消去法的に選好された可能性がある。そして、米国株が持ち直してきた今週は、米国株に資金が戻り、日本株からは資金が抜けたという構図のように見える。為替市場では円安に一服感が出てきており、このことも日本株の相対優位性を低下させる。この先、米国株が戻りを強めてくるようなら、日本株も当然それに連動はできるだろう。ただし、その際のパフォーマンスに関しては、米国株に劣後する状況がしばらく続くかもしれない。


【来週の見通し】
 横ばいか。6月相場に入り、週末には米5月雇用統計の発表が控えている。基本的には雇用統計前で様子見姿勢が強まる展開を想定。週明け5月30日は戦没者追悼記念日で米国が休場ということもあり、早いうちから閑散相場に突入する可能性もある。米国の決算発表も一巡し、個別の材料は少ない一方、月末月初で日米の経済指標の発表は多い。指標に対する一喜一憂が続き、方向感が定まらないと思われる。米国の長期金利は足元では低下傾向にある。また、米国株にはようやく下げ止まり感が出てきており、これらの点は相場を下支えする。一方、雇用統計の結果次第では改めて米国の金融引き締め強化が意識されることから、高くなれば戻り売りが上値を抑えることになるだろう。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:5/28(土) 3:51

トレーダーズ・ウェブ

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング