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ドル円は伸び悩むも127円台での推移=NY為替後半

5/27 4:28 配信

みんかぶFX

 NY時間の終盤に入ってドル円は伸び悩む動きを見せているものの、127円台での推移を続けている。きょうのNY為替市場はドル売りの動きが優勢となったものの、ドル円はしっかりとした値動きが続いた。ドル円はロンドン時間の朝方に126円台に急速に下落したが、日銀の黒田総裁が衆院予算委員会で出口戦略について、「市場の安定を確保しながら遂行することは十分可能だ」と述べたことに市場が過度に敏感に反応しただけのようだ。総裁は「当面は金融緩和を続けるべきだと思う」とも語っていた。

 しかし、NY時間に入ってドル円は127円台に戻し、一時127.60円付近まで上昇した。米株がきょうも買い戻され、リスク選好の円安がドル円を支えた。前日のFOMC議事録を受けて、FRBの利上げが秋にも一旦停止するのではとの期待感がサポートし、市場もやや落ち着きを取り戻しているようだ。

 ただ、ドル高期待が一旦後退している中で、ドル円が再び130円台を目指して積極的に買い上がる雰囲気まではいまのところない。

 ユーロドルは買戻しが強まり、1.07ドル台を回復。きょうは1.0725ドル付近まで買い戻されたが、今週の高値1.0750ドルが目先の上値メドとして意識される。

 ECBは漸進的利上げを強く主張しているが、それは、7月から6回のECB理事会で連続しての利上げ実施を織り込んでいる市場の期待と一致していないとの指摘も市場から出ている。ECB以上に市場はタカ派に見ているようだ。ラガルドECB総裁は今週ブログで、「第3四半期末までにマイナス金利を脱する」と述べ、7月と9月に利上げを実施する可能性を示唆し、市場を驚かせた。ただ、ECB理事の中ではラガルド総裁の発言に異論も出ており、タカ派な理事からは、0.50%ポイントの大幅利上げの可能性も残すべきとの主張も出ている。

 そのような中で次回6月9日のECB理事会に注目が集まっている。6月の理事会での利上げ開始の可能性はほぼ無いと思われるが、9月までに、現在のマイナス0.50%の中銀預金金利が少なくとも0%に戻ることはほぼ確実と見られている。

 ラガルド総裁は7月、9月の2回の理事会で0.25%ポイントずつの利上げを主張しているようだが、7月の0.50%ポイントの大幅利上げを6月の理事会で協議する可能性は残されているという。

 ポンドドルも買い戻しの流れが続き、一時1.26ドル台を回復していた。しかし、1.26ドル台では上値抵抗も観測され、1.25ドル台後半に伸び悩んでいる。

 スナク英財務相がきょう、石油・ガス会社の利益に25%の超過利潤税を課して約50億ポンドを調達し、国内の貧困層800万世帯余りに650ポンドを一回限り支給する法案を発表した。電力会社にも適用する可能性は排除していないが、それにはさらなる作業が必要だと語った。市場からは、この財政刺激策でポンドは上昇する可能性があるとの声も聞かれる。刺激策により景気後退への懸念が緩和され、高インフレ対応に躍起となっている英中銀に自由度を与えるという。

 英中銀は現在、追加利上げ姿勢は堅持しているものの、成長への配慮から、慎重姿勢も垣間見せ始めている。市場は、英中銀は次回の金融政策委員会(MPC)で0.25%ポイントの利上げを実した後は、利上げを一旦停止すると見ている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:5/27(金) 4:28

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