今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は小売り株の好決算が続いたことでセンチメントが改善し、主要3指数がそろって大幅に続伸した。インフレ高進への過度な警戒感が和らぎ、米10年債利回りの上昇に一服感が出てきたことも大きく下落したハイテク株の上昇につながった。先週まで8週続落したダウ平均は5日続伸し、週初来で4.40%高となり、S&P500とナスダック総合もそれぞれ週初から4.01%、3.40%上昇した。引け後の動きでは、好決算を発表したアルタ・ビューティが時間外で7%超上昇した一方、通期見通しを引き下げたギャップは時間外で13%超下落した。今晩の取引ではセンチメントの改善を追い風に底堅い展開か。経済指標では寄り前に4月の個人所得・個人消費支出 (PCE)が発表され、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目するコアPCE価格指数に要注目か。
今晩の米経済指標・イベントは4月個人所得・個人消費支出 (PCE) ・コアPCE価格指数、5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月27日、14:00)
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:5/27(金) 21:00
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