(ブルームバーグ): 国際通貨基金(IMF)による救済を求めているスリランカのラジャパクサ大統領は26日、緊急支援が必要だとして、日本などアジア各国につなぎ融資の提供を検討するよう求めた。
同大統領は東京で開催の「アジアの未来」会議にオンライン参加し、日本とつなぎ融資について交渉中だと述べた上で、早期の合意を期待していると表明。他のアジア諸国にも支援を訴えた。「不可欠な医薬品や食料供給、燃料の輸入に関する切迫したニーズを確実に満たすため、国際社会の友人からの支援を緊急に必要としている」と同大統領は語った。
スリランカのウィクラマシンハ首相はコロンボでの25日のインタビューで、IMFとはファストトラック(一括承認手続き)交渉を進めたいと述べ、6月半ばまでに融資で合意したいと考えていることを明らかにした。
また、同国中央銀行のウィーラシンハ総裁は25日、インド準備銀行(中銀)との約10億ドル(約1270億円)のスワップ枠について協議しているとスリランカ議会の委員会会合で述べた。議会がウェブサイトに動画を公開した。
原題:Sri Lanka’s Rajapaksa Appeals for Bridging Finance in Tokyo、Sri Lanka’s Premier Wants IMF Program in Place By Mid-June (4)、Sri Lanka Discussing RBI Swap Facility of About $1B: Weerasinghe(抜粋)
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最終更新:5/26(木) 16:42
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