26日後場の日経平均株価は、前日比72円96銭安の2万6604円84銭と3日続落して取引を終えた。朝方は買い優勢でスタートしたものの、買い手がかり材料難や、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好で、上げ幅を縮小した。後場に入り再度下げに転じ、模様眺めムードが広がった。積極的な売買が限られるなかジリ安展開で、午後2時56分に同79円83銭安の2万6597円97銭ときょうの安値を付けている。東証プライムの出来高は10億8581万株、売買代金は2兆7142億円。騰落銘柄数は値上がり1036銘柄、値下がり718銘柄、変わらず83銘柄だった。
市場では「米国株の先行き不透明感に引っ張られる格好でハイテク関連株が軟調だが、プライム市場では値上がり銘柄数が多く、内需系の銘柄を中心に地合いは悪くない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、三井金属 <5706> 、住友鉱 <5713> などの非鉄金属株や、富士通 <6702> 、村田製 <6981> などの電気機器株が下落。島津製 <7701> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、雪国まいたけ <1375> 、サカタのタネ <1377> などの水産農林株も安い。ENEOS <5020> 、コスモエネH <5021> などの石油石炭製品株や、信越化 <4063> 、花王 <4452> などの化学株も軟調。コマツ <6301> 、ダイキン <6367> などの機械株や、武田薬 <4502> 、中外薬 <4519> などの医薬品株も下げた。東証業種別指数は33業種のうち、10業種が下落、23業種が上昇した。
個別では、DeNA <2432> 、日ペイントH <4612> 、日電子 <6951> 、JMDC <4483> 、三菱電機 <6503> などが下落。半面、FPG <7148> 、JIA <7172> 、ソースネクス <4344> 、エムアップH <3661> 、河西工 <7256> などが上昇した。
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最終更新:5/26(木) 15:18
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