今晩のNY市場は上値の重い展開か。昨日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は大きなネガティブ・サプライズがなく、主要3指数がそろって上昇。ダウ平均は4日続伸し、S&P500とナスダック総合もともに反発した。週初来ではダウ平均が2.75%高、S&P500が1.98%高、ナスダック総合も0.71%高とそろってプラス圏で終了した。
ただ、引け後に決算を発表した半導体のエヌビディアは5-7月期の弱い見通しが嫌気され、株価は時間外で7%近く下落した。ビッグデータ解析などの米データ・サービス会社スノーフレークも利益率見通しが予想に届かず、株価は時間外で14%近く下落した。今晩の取引ではエヌビディア、スノーフレークの弱い見通しを受けてハイテク株の軟調が予想され、上値の重い展開となりそうだ、
今晩の米経済指標・イベントは1-3月期GDP改定値、新規失業保険申請件数、4月中古住宅販売仮契約指数など。このほか、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演も予定されている。企業決算はダラー・ツリー、ダラー・ゼネラル、メドトロニック、メーシーズ、引け後にコストコ・ホールセール などが発表予定。
(執筆:5月26日、14:00)
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:5/26(木) 21:00
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