25日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では127.05円と20時時点(127.15円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。4月米耐久財受注額が予想を下回り、米10年債利回りが一時2.70%台まで低下したことで、一時126.80円前後まで下押しした。しかし、米10年債利回りが2.74%台まで上昇し、127.10円前後まで反発。米長期金利に振らされる展開だった。
ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0651ドルと20時時点(1.0665ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。ECB金融安定報告書での欧州経済や資産市場に対する悲観的な見通しや、7月のECB理事会では急進的利上げの可能性が後退したことなどで、1.0643ドルまで下値を広げた。しかし、クノット・オランダ中銀総裁は「0.50%の利上げは議題から外れていない」と述べている。
ユーロ円は22時時点では135.32円と20時時点(135.61円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。米株先物が下げ幅を広げた場面では134.99円まで下値を広げた。ただドル円の反発につれて、135.40円台まで下値を切り上げる場面もあった。
ポンドドルは一時1.2481ドルまで下値を広げた。英国政府が公表したジョンソン英首相のパーティーゲート事件に関する報告書を受けて、ジョンソン英首相への退陣圧力が強まる可能性が警戒された。ジョンソン英首相は「パーティーゲート事件に関しては全面的に責任を負う」と表明した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:126.66円 - 127.30円
ユーロドル:1.0643ドル - 1.0739ドル
ユーロ円:134.99円 - 136.24円
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最終更新:5/25(水) 22:12
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