(ブルームバーグ): 南アフリカ準備銀行(中央銀行)は6年ぶりの大幅な利上げを決定した。世界的な物価上昇と資金流出への対応を強め、今後の利上げ継続も示唆した。
金融政策委員会(MPC)は政策金利を0.5ポイント引き上げて4.75%とした。0.5ポイントの利上げは2016年1月以来で、ブルームバーグが調査したエコノミスト20人の予想中央値と一致した。MPCメンバー5人のうち4人が今回の決定を支持し、残り1人は0.25ポイントの利上げを主張した。
金融政策委員会(MPC)が今後の指針として活用している予想モデルは、今年末時点の金利を5.3%としており、3月に予想した5.06%から引き上げられた。2024年末時点の予想金利は6.74%で、やはり3月予想の6.68%より高い。
クガニャゴ総裁は19日、オンライン形式で行った記者会見で、予想モデルは24年末にかけての漸進的なペースでの政策正常化を示唆していると指摘。「政策の大まかな指針」であり、今後のデータやリスクに応じて変わり得ると説明した。
原題:
South Africa Hikes Rates by Most Since 2016 With More to Come(抜粋)
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最終更新:5/20(金) 1:22
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