(ブルームバーグ): アジア最悪のインフレと債務危機に見舞われているスリランカの中央銀行は19日、政策金利を14.5%に据え置いた。
ブルームバーグがエコノミスト8人を対象に実施した調査では、3人が据え置きを予想。残りの5人は最大3ポイントの追加利上げを見込んでいた。同行は年初来で政策金利を計8.5ポイント引き上げている。
スリランカ・ルピーは中銀発表後も、ほぼ変わらず。ドル建て国債は額面1ドルに対し0.65セント高の43.21セントの気配値。
輸入代金に充てる資金が枯渇しているスリランカでは、食料や燃料をはじめとするあらゆるものが不足し、インフレ率は現在30%に迫っている。
経済運営の失敗で辞任を求められているラジャパクサ大統領はウィクラマシンハ新首相を指名ししたものの、新内閣で国際通貨基金(IMF)との融資交渉にあたる財務相はまだ決まっていない。
原題:Sri Lanka Holds Rates After Previous Hikes as Economy Slides (1) (抜粋)
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最終更新:5/19(木) 13:52
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