19日の東京株式市場は前日の米株急落を受けリスク回避の売りがかさむ展開となった。日経平均は一時700円を超える下げをみせる場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比508円36銭安の2万6402円84銭と5日ぶり大幅反落。プライム市場の売買高概算は12億6439万株、売買代金概算は3兆163億円。値上がり銘柄数は468、対して値下がり銘柄数は1313、変わらずは56銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオフ一色の地合いといってよく、特に売買代金上位の銘柄は安い銘柄が目立った。前日の米国株市場では、企業業績の先行き不安でNYダウが今年最大の下げ幅を記録したほか、ナスダック総合株価指数はそのNYダウを大きく上回る下落率となるなど波乱展開を強いられた。これを受け、東京市場でも値がさ株などを中心に幅広く売りが及んだ。ただ、日経平均は朝方に700円を超える下げをみせたものの、その後は押し目買いで下げ渋った。後場は日銀によるETF買い観測もあり戻り歩調をみせたが、2万6000円台半ばでは戻り売りが厚く上値を押さえられた。プライム市場全体の7割強の銘柄が下落した。なお売買代金は小幅ながら3日ぶりに3兆円を上回っている。
個別では、東京エレクトロン <8035> 、レーザーテック <6920> など半導体製造装置関連の主力銘柄が売られ、日本郵船 <9101> 、川崎汽船 <9107> なども値を下げた。キーエンス <6861> が下落、信越化学工業 <4063> も軟調。ファーストリテイリング <9983> も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などメガバンクも冴えない。セブン&アイ・ホールディングス <3382> なども下値を探った。レノバ <9519> が急落、クロス・マーケティンググループ <3675> も大幅安。オイシックス・ラ・大地 <3182> などの下げも目立った。
半面、三菱重工業 <7011> やIHI <7013> が高く、東洋建設 <1890> が大幅高に買われたほか、岩谷産業 <8088> 、東光高岳 <6617> なども急伸。レオパレス21 <8848> も物色人気に。ジェイテックコーポレーション <3446> が高い。三井松島ホールディングス <1518> も商いを伴い上値追いが続いている。
出所:MINKABU PRESS
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最終更新:5/19(木) 15:43
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