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東京為替見通し=ドル円、NY株安と米10年債利回り低下で軟調推移か

5/19 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、ダウ平均が一時1200ドル超下落し、米10年債利回りが2.87%台まで低下したことで128.01円まで下落した。ユーロドルは米株安を背景にリスク・オフのドル買いが優勢になり1.0461ドルまで下落した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、NY株の大幅下落を受けたリスク回避の円買いと、米10年債利回りの低下を受けたドル売りで軟調推移が予想される。

 ニューヨーク株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めで景気が減速するとの懸念が強まり、ダウ平均は31393.95ドルまで下落して、1164.52ドル安の31490.07ドルで引け、米10年債利回りも2.871%まで低下して2.884%で引けている。
 2年債と10年債の利回り格差も縮小し、イールドカーブのフラット化が一段と進展しており、リセッション(景気後退)入りの可能性を警告している。

 ドル円のテクニカル分析では、9日の高値131.35円が日柄的・価格的な当面の高値とみなされることで、調整局面入りの可能性が高まっている。
 しかしながら、中期的には日米金融政策の乖離を受けたドル高・円安トレンドは継続すると思われ、調整局面でのドルの買い場を模索することになる。
 昨日、イエレン米財務長官は19-20日にドイツのボンで開催される主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を控えて、「政権の立場から言えるのは、われわれは市場が決定する為替レートにコミットしているということだ。米金利上昇でドルへの資金流入が勢いづく中、ドルが上昇しているのは理解できる」と述べた。インフレ抑制がバイデン米政権と米連邦準備理事会(FRB)の喫緊の課題であることで、ドル高を容認するスタンスを示している。

 8時50分に発表される日本の3月の貿易赤字(季節調整前)は1兆1500億円と予想されている。3月のドル円相場は、日銀の連続指し値オペ通告を受けて、ドル高・円安が加速した月であり、本邦輸入企業の円売り圧力の背景を確認することになる。

 10時30分に発表される豪4月の雇用統計の予想は、失業率が3.9%で3月の4.0%から低下、雇用者数は3万人の増加で、3月の1.79万人増加からの改善が見込まれている。予想通りならば、5月3日の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨で確認されたように、労働市場の改善を受けて、6月7日のRBA理事会での追加利上げの可能性が高まることになる。市場では、0.25%の利上げが予想されているが、一部の大手豪銀は、0.40%の利上げを予想している。
 昨日発表された1-3月期豪賃金指数は、予想を下回ったものの前期比+0.7%で昨年10-12月期の前期比+0.7%と同じ、前年比では+2.4%で、10-12月期の前年比+2.3%から上昇しており、RBAが警戒している賃金上昇率の上昇傾向には変わりない。
 リスクシナリオは、1-3月期豪賃金指数のように予想を下回った場合となる。
 予想を上回るポジティブサプライズの場合でも、週末21日(土)に豪総選挙実施を控えていることで、豪ドル買いは限定的となる可能性に要警戒か。

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最終更新:5/19(木) 8:00

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