16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=129円16銭前後と前週末に比べて6銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=134円80銭前後と同20銭強のユーロ高・円安だった。
この日に発表された中国の4月小売売上高や4月鉱工業生産が低調な内容となったほか、ニューヨーク連銀が発表した5月の製造業景気指数がマイナス11.6と前月のプラス24.6から急低下したことで、世界景気に対する警戒感が広がった。米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入し、ドル円相場は128円99銭まで押される場面があった。一方、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのフランス中銀ビルロワドガロー総裁が「ユーロ安は物価をECBの目標まで下げる取り組みを脅かす可能性がある」と指摘したことなどを背景に、ユーロは堅調な展開だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0434ドル前後と前週末に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
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最終更新:5/17(火) 7:41
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