IDでもっと便利に新規取得

ログイン

株価指数先物 【週間展望】 ―米国はショートカバーが強まりやすい水準まで調整、日経225先物は中心レンジを切り上げる

5/15 17:00 配信

株探ニュース

「米国はショートカバーが強まりやすい水準まで調整、日経225先物は中心レンジを切り上げる」

 今週の日経225先物は、リバウンドを想定した押し目狙いのロングが優勢になりそうだ。先週の日経225先物は、リスク資産の圧縮が継続する米国市場のほか、国内では主要企業の決算反応の影響を大きく受ける相場展開だった。11日にはトヨタ自動車 <7203> [東証P]の決算後の急落を受けてTOPIX売りの動きが強まり、12日にはソフトバンクグループ <9984> [東証P]の決算を前にした急落により日経225先物への売り圧力が強まった。13日にはソフトバンクが決算通過でリバウンドを強めたほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]の決算評価の動きが日経225先物のショートカバーに向かわせた。また、オプションSQに絡んだ売買の影響も加わり、直近の下落部分を吸収する格好でリバウンドした。

 日経225先物は、2万6000円を中心に2万5500円~2万6500円の上下500円のレンジ推移が意識されるなか、ナイトセッションで2万5540円とレンジ下限レベルまでの調整を経て、週末のリバウンドとなった。13日の日中取引終了後のナイトセッションでは、米国市場でハイテク株が買い戻されるなか、レンジ上限の2万6500円を突破し、一時2万6680円まで上げ幅を広げる場面も見られた。ナイトセッションでは2万6260円辺りに位置する5日移動平均線を支持線に25日、75日線(2万6700円~2万6770円水準)を窺う動きだった。そのため、今週は2万6500円を中心とする上下500円の2万6000円~2万7000円のレンジに移行する展開が期待されそうだ。

 また、先週後半の米国市場では、これまでのリスク資産を圧縮する動きに変化が見られており、ハイテク株などを買い戻す動きとなった。ナスダックが1万1100ポイント接近、S&P500は4000ポイント割れまでの調整によって、いったんはショートカバーの動きが強まりやすい水準まで調整した格好であろう。米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な引き締めにより、来年にも景気後退入りするとの懸念は根強いが、パウエルFRB議長は先週、今後2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.50%ずつ利上げするのが適切との見解をあらためて示している。経済指標次第で方針を転換する用意があるとしたものの、これまで市場が警戒していた0.75%の利上げ観測は後退した。

 12日にパウエルFRB議長の再任を上院が承認した。17日には議長講演が予定されており、改めて0.50%の追加利上げが適切との見解を示すと見られ、過度なリスク回避姿勢を緩める動きになりそうだ。もっとも、ロシアによるウクライナ軍事侵攻の長期化や、中国の新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖などによって、世界経済の成長が減速するリスクや高インフレリスクが高まる局面が続いている状況に大きな変化はない。このため、明確なトレンド転換は期待しづらい点は意識しておきたい。

 なお、国内では決算発表のピークが通過した。内外機関投資家の資金流入が増えてくる可能性があり、特に日米金利差を狙った海外勢の日本株への関心は高まりやすいとみられる。先物市場へは先回り的な資金流入が期待されるほか、決算通過によって現物主導の動きもありそうだ。また、13日のVIX指数は28.87と4日以来となる30.00を下回ってきた。25日、75日線が支持線として意識されており、上向きのトレンドは継続しているものの、支持線を下回ってくる局面では一段とリスク選好に向かわせる可能性がありそうだ。

 先週のNT倍率は先物中心限月で14.17倍に上昇した。10日に13.98倍まで低下した後は、NTショートの巻き戻しが見られた。週末には75日線を突破し25日線(14.18倍)を捉えてきており、この抵抗線を突破してくるようだと、NTロングから直近の戻り高値水準である14.30倍辺りまでの上昇を想定した日経平均型優位の展開が想定される。

 5月第1週(5月2日-6日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週ぶりに買い越しており、買い越し額は1003億円(前週は207億円の売り越し)だった。なお、現物は514億円の買い越し(同1514億円の買い越し)と6週連続の買い越しであり、先物は488億円の買い越し(同1721億円の売り越し)と3週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1420億円の売り越しで、3週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で786億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。

 経済スケジュールでは、16日に4月国内企業物価指数、中国4月小売売上高、中国4月鉱工業生産、米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に米国4月小売売上高、18日に1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値、米国4月住宅着工件数、19日に4月貿易統計、3月機械受注、米国5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に4月全国消費者物価指数などが予定されている。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
01月限 日経225 28266.57  TOPIX  1988.69
02月限 日経225 27835.60  TOPIX  1965.67
03月限 日経225 25457.94  TOPIX  1808.03
04月限 日経225 27122.37  TOPIX  1904.02
05月限 日経225 25951.24  TOPIX  1838.12

◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
22/06 05月13日  25680  26470  25540  26390  +620
22/06 05月12日  26150  26380  25680  25770  -480
22/06 05月11日  26290  26330  25920  26250  -20
22/06 05月10日  26420  26460  25760  26270  -120
22/06 05月09日  27000  27090  26310  26390  -720

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
22/06 05月13日  1825.0  1869.0  1814.0  1862.0  +32.0
22/06 05月12日  1846.0  1864.5  1825.5  1830.0  -21.5
22/06 05月11日  1868.5  1872.0  1843.5  1851.5  -15.5
22/06 05月10日  1882.0  1888.5  1839.0  1867.0  -14.5
22/06 05月09日  1912.5  1916.5  1876.5  1881.5  -38.0

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日比
05月13日(06月限)  26675  +285
05月12日(06月限)  25800  +30
05月11日(06月限)  25835  -415
05月10日(06月限)  26110  -160
05月09日(06月限)  25980  -410
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い    前週末比
05月06日    2741億円  -107億円  6979億円  -314億円
04月28日    2849億円  +246億円  7294億円  -342億円
04月22日    2603億円  +53億円  7636億円  -332億円
04月15日    2549億円  -298億円  7969億円  -873億円
04月08日    2848億円  -226億円  8842億円  -2056億円
04月01日    3074億円  +560億円 1兆0899億円  -2338億円
03月25日    2514億円  +136億円 1兆3237億円  +1692億円
03月18日    2378億円  +317億円 1兆1545億円  +2178億円
03月11日    2060億円 +2018億円  9366億円  +4736億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
        売り      前日比  買い       前日比
05月11日  1億0487万株   +305万株  2億6598万株   +336万株
05月10日  1億0182万株   +1370万株  2億6262万株   +256万株
05月09日    8812万株   +824万株  2億6006万株   +463万株
05月06日    7988万株   -375万株  2億5543万株   -130万株
05月02日    8363万株   -191万株  2億5673万株   -949万株
04月28日    8554万株   +1662万株  2億6622万株   +596万株
04月27日    6892万株   -919万株  2億6026万株   -1244万株
04月26日    7811万株    -38万株  2億7271万株   -539万株
04月25日    7850万株   +151万株  2億7810万株   -309万株
04月22日    7699万株    +26万株  2億8120万株   -1093万株
04月21日    7672万株    -68万株  2億9214万株   +457万株
04月20日    7741万株    +82万株  2億8756万株   +782万株
04月19日    7658万株    -57万株  2億7974万株   -310万株
04月18日    7716万株   +440万株  2億8285万株   -1008万株
04月15日    7275万株    -68万株  2億9294万株   +898万株
04月14日    7344万株   -425万株  2億8395万株   -1084万株
04月13日    7770万株   -373万株  2億9479万株   +449万株
04月12日    8143万株   -697万株  2億9030万株   -2311万株
04月11日    8840万株   +676万株  3億1341万株   -1383万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
【2022年】
1月14日  701億円
1月25日  701億円
2月14日  701億円
3月07日  701億円
4月07日  701億円

株探ニュース(minkabu PRESS)

株探ニュース

関連ニュース

最終更新:5/15(日) 19:43

株探ニュース

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング