IDでもっと便利に新規取得

ログイン

株式週間展望=グロース反騰も継続性不透明、全般需給は良好か―想定レンジ:2万5700-2万7200円

5/14 8:04 配信

モーニングスター

現在値
ソフトBG5,341+177

 グロース(成長)株が一斉に蜂起した今週の日本株市場は、日経平均株価が週末13日に678円値上がりした。米長期金利の上昇一服を背景に、ショートカバーを含む買いが終盤に膨らんだ。しかし、下落トレンドを脱するには至っておらず、戻り一服からのもう一段の調整の可能性にも注意を払っておく必要がある。

<ソフバンG巨額損失は陰の極象徴?>

 ソフトバンクグループ <9984> の巨額投資損失が象徴するグロース株安の流れが、陰の極に達した感もある今週、東証マザーズ指数の年初来の下落率が37%に達した。原材料高を背景とする企業の慎重な業績見通しが相次いだこともあり、日経平均は2万6000円を2カ月ぶりに割り込んだ。

 一方で、3%を大きく上回っていた米10年債利回りの上昇が一服し、VIX指数(恐怖指数)も上値が重くなるなどマーケット全体の地合いは徐々に変化している。13日は底入れを期待する買いが膨らみ、ソフバンGも12日発表の22年3月期決算が悪材料視されることなく急騰した。

 しかし、市場が注視するFRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めについては、6月FOMC(米連邦公開市場委員会)以降も0.5ポイント幅の追加利上げが続くシナリオが意識されている。インフレの出口はまだ見極めにくく、世界経済が落ち込む懸念がぬぐえない。株価に十分に織り込まれたとは判断しかねる状況だ。

 東証全体のカラ売り比率が比較的高い水準で推移しているため、目先の決算一巡後も需給面からの支えが株価を押し上げる可能性もある。ただ、継続性は限られるかもしれない。日本株に関しては、円相場が持ち直し始めた点も気掛かりだ。日経平均の想定レンジは2万5700-2万7200円。

<中国ゼロコロナ動向を注視>

 底打ちに寄与する要素として、中国のゼロコロナ政策の動向が注目される。現段階では緩和する様子はなく、上海などのロックダウン(都市封鎖)が世界の製造業の事業環境に影を落としている。ただ、同国の新規感染者数は減少基調にある。指導部の方針をめぐり、リオープン(経済活動の再開)を示唆するニュースが出れば株式市場には間違いなく追い風が吹くだろう。

 来週はその中国で、16日に4月の工業生産や小売売上高、都市部固定資産投資が発表される。また、米国では17日に4月の小売売上高と鉱工業生産が出る。日本では16日に4月工作機械受注(速報値)、18日に1-3月期GDP(国内総生産)、19日に4月貿易統計と3月機械受注、20日に4月消費者物価が控える。また、ドイツで18-20日にG7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。

提供:モーニングスター社

モーニングスター

関連ニュース

最終更新:5/14(土) 8:04

モーニングスター

投資信託ランキング

Yahoo!ファイナンスから投資信託の取引が可能に

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング