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瞑想が「ピンと来ない人」は正しい方法を知らない

5/13 19:01 配信

東洋経済オンライン

私たちは、人生を、何かいいもので満たしたい、うまくいかせたいと願い、日々行動しています。しかし、現実にはさまざまなハードルがあり、ときには挫折し、あきらめ、その結果、ネガティブな思考や感情に支配されることもあるでしょう。
そして、ほとんどの人が平凡な人生で満足してしまっているのです。
『望む現実は最良の思考から生まれる』では、自分の中に眠る可能性を引き出し、望む人生を引き寄せる法則を紹介しています。本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

■「正しい瞑想」30日間続けてみると…

 近年になって瞑想の人気が高まり、あらゆる方面から称賛の声が聞こえてくる。作業療法士から主要メディアまで、さまざまな背景を持つ人たちが瞑想の利点について語っている。

 しかし門外漢から見ると、瞑想はかなりとっつきにくい印象がある。時間がかかり、コツをつかむまで難しそうだ。私もまさにその理由で、何年も瞑想を避けていた。

 私も多くの人と同じように、瞑想をするという目標は立てるのだが、それだけで終わっていた。そしてついに始めたときも、いまいちピンと来なかった。自分のやり方が正しいのか間違っているのかもわからないし、効果が出ているのかもわからない。

 気まぐれに続けていただけなので、なかなか効果が実感できなかった。

 しかし、瞑想についてきちんと学んでみると、自分がまったく理解していなかったことに気がついた。勝手に難しいものにしていたのだ。

 正しい瞑想を30日間続けてみると、だんだんと効果がわかってきた。

 1日15分の瞑想を1年間続けたところ、巨大な変化に気づくようになった。

 とくに大きな変化は、めったに怒らなくなったことだ。昔の私は、怒りの感情にあんなに悩まされていたというのに。以前ならカンカンに怒っているような状況でも、いたって冷静でいられるようになった。

 また、大混乱の状況でも、静かな心を保っていられるようになった。これは私にとって新しい能力だ。

 以前より自分の思考を意識的にコントロールできるようになった。その結果、以前より機嫌よくいられる時間が増えた。

 瞑想には、エゴがつくりだした抵抗を緩める働きがある。そこから心の静けさ、明晰な頭脳が生まれ、忍耐力が高まる。瞑想中に浮かんだ直感的な思考から、多くを学ぶこともできた。

 こうやって自分の内なる知恵にアクセスできるようになると、長年悩まされていた問題への解決策が見つかることもある。それに自分の周波数を上げる必要があるときは、瞑想すればいい気分になれることもわかっている。

 おかしな話だと思う人もいるかもしれない。多くの人は、瞑想の目的は思考をクリアにすることだと考えている。しかし、それは誤解だ。

 実際のところ、瞑想とは集中力だ。

 瞑想は目の前の瞬間に集中するのを助けてくれる。

 そして「今、ここ」をきちんと意識する力は、人生のあらゆる側面で強力なツールになってくれるだろう。

 瞑想中のあなたは、五感を使って、今この瞬間だけに存在している。

 自分の思考、感情、肉体的な感覚を静かに観察している。ただ遠くから観察するだけで、批判や善悪の判断はしない。

 では、今すぐにできる短いリラクゼーション瞑想を紹介しよう。

 必要なのは、紙とペン、そして静かな場所だけだ。

■「今、ここ」に集中する瞑想の始め方

 1 直感を使って自分のエネルギーレベルを分析し、1点から10点で評価する

 1点はエネルギーの周波数がもっとも低い状態だ。この状態にある人は、気分が落ち込み、何もやる気が起きない。

 10点は周波数がもっとも高く、心は穏やかな喜びにあふれている。

 とっさに頭に浮かんだ数字を紙に書こう。ここで深く考えてはいけない。

 2 この段階で実際の瞑想が始まる。完全にリラックスできる場所を見つける

 瞑想の姿勢は立っていてもいいし、座っていてもいい。まだ目は開けておく。感覚を研ぎ澄ませ、自分の肉体を感じ取る。

 あなたは座っているか? 

 あなたは立っているか? 

 背骨にはどんな感覚があるか? 

 何も変えてはいけない。ただ自分の肉体に意識を集中する。

 3 呼吸を意識する

 自分の呼吸をただ観察する。肺の奥まで息を吸い込み、そして吐き出す。

 こうやって深い呼吸をしながら、肺に限界まで空気がたまる様子を想像し、それから古い空気をすべて吐き出す。

 呼吸に合わせてお腹がふくらんだりへこんだりするのを感じる。同じく胸がふくらんだりへこんだりするのを感じる。

 4 周りを見る

 目に映る色やパターンを意識する。良しあしの判断はせずにただ観察する。周りにあるすべてのものを視覚で吸収し、それからゆっくり目を閉じる。

 心のスクリーンには何が映るだろう? 

 思考をただ自然にまかせ、プレッシャーをかけない。ここでの思考には、正解もなければ間違いもない。

 まぶたをリラックスさせ、頭に浮かぶ光景をただ観察する。このとき、自分の呼吸パターンをつねに意識する。吸って、吐いて、拡張、収縮。

 5 周りの音を聞く

 音はどこからやってくるか? 

 音のトーンは? 

 とくに目立つ音はあるか? 

 背景音と前景音を区別できるか? 

 また意識を自分の呼吸に戻し、息を吸う音、息を吐く音を聞く。

 6 全身に意識を向ける

 どこか緊張している場所はあるか?  ここで何かを変える必要はまったくない。ただ肉体の感覚を感じ取る。

 今この時点で、何らかの気持ちや感情がわき上がってくるだろうか? 

 どんな気持ちや感情だろう? 

 それらは体のどの部分に存在するか? 

 観察し、感じ、聴く。

 あと1分、動かずじっとしている。

 そして準備ができたら、ゆっくりと手と足を動かし始める。

 目を開ける。

 7 エクササイズは終わり

 自分のエネルギーのレベルをチェックしてみよう。さきほどの1点から10点の評価で、今なら何点を付けるだろう?  紙にその数字を書こう。

 瞑想前よりも点数は高くなっただろうか?  もしなっていないなら、もう一度エクササイズを行おう。くり返すうちに、この短い瞑想でエネルギーの周波数を上げるコツがつかめるようになる。

 以上のステップを読み上げた音声をスマホに録音しておくと、どこにいてもそれを聞きながら瞑想を行うことができる。ゆっくり、はっきり読み上げ、ところどころに休止を入れて聞きやすくなるように工夫しよう。

■瞑想とは「呼吸を意識するだけ」

 瞑想は複雑でもなければ、難しくもない。チベット仏教僧のヨンゲイ・ミンギュル・リンポチェは、「瞑想はただ自分の呼吸を意識するだけだ」と言っている(注)。

 意識して呼吸しているなら、それは瞑想だ。瞑想とはそれほどシンプルなものであり、だからこそいつでも、どこでも実施することができる。

 呼吸はとても大切な行為だ。現に、息をしなければ私たちは死んでしまう。息を吸うことで命が始まり、そして息を吐き出すとともに命が終わる。呼吸をするたびに体内で何かが生まれ変わると言われるのはそのためだ。私たちは呼吸のたびに生まれ、そして死んでいる。

 私たちは呼吸を通して生命のエネルギーを増強している。この生命のエネルギーは、「マナ」「プラーナ」「気」などとも呼ばれる。

 呼吸をするたびに生命のエネルギーが体内に入り、体中のすべての細胞に行きわたり、細胞が新しい命とともに振動する。コントロールされた深い呼吸をするほど、神経系が落ち着き、バイブスが増加する。

 1日15分の瞑想から始め、それを30日間続けてみよう。それでも難しいという人は、5分から始めて、だんだんと時間を増やしていけばいい。

 私たちの精神はさまざまな制約を受けている。瞑想によってその制約が取り払われ、本来の姿を取り戻すチャンスが手に入る。

 瞑想の回数が増えるほど、自分を縛っていた思考の存在に気づき、より客観的に眺められるようになるだろう。

 目覚めた意識の状態で行うことはすべて瞑想だ。

 ―皿洗いさえ瞑想になる。

 (注)
‘Learn meditation from this Buddhist monk’( MBS Fitness, YouTube, 2006)

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最終更新:5/13(金) 19:01

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