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【為替本日の注目点】オミクロン株への感染、米国でも確認

12/2 10:08 配信

サーチナ

「オミクロン株」の感染が初めて米国内で確認され、株安、金利低下が進んだことでドルが売られる。ドル円は112円68銭まで売られる。ユーロドルは1.13台で推移し、1.1357まで反発。株式市場は大幅続落。ダウは、朝方には500ドルを超える上昇を見せたもののその後失速。米国内で「オミクロン株」の感染者が出たことや、早期の利上げ観測が重荷となりダウは461ドル安で引ける。債券は続伸。長期金利は1.40%台へと低下。金は反発し原油は続落。

11月ADP雇用者数             →  53.4万人

11月ISM製造業景況指数          →  61.1

11月自動車販売台数             →  1286万台

11月マークイット製造業PMI(改定値)   →  58.3

ドル/円  112.68 ~ 113.38

ユーロ/ドル 1.1309 ~ 1.1357

ユーロ/円  127.59 ~ 128.34

NYダウ   -461.68 → 34,022.04

GOLD   +7.80  →  1,784.30ドル

WTI   -0.61  →  65.57ドル
 
米10年国債  -0.041 → 1.404%

本日の注目イベント

豪 10月貿易収支
日 10月マネタリーベース
欧 ユーロ圏10月生産者物価指数
欧 ユーロ圏10月失業率
欧 「OPECプラス」閣僚会議
米 新規失業保険申請件数
米 ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
米 クオールズ・FRB副議長講演
米 デーリー・サンフランシスコ連銀総裁講演
米 バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
米 大統領、今冬に新型コロナと闘うための戦略詳細発表

 新型コロナウイルス「オミクロン株」を巡るネガティブな情報が市場を混乱させています。特にNY株式市場では株価への影響が大きく、昨日のダウは上下で1000ドル程の値幅を記録しています。ドル円もリスクオフの流れが止まらず、再び112円台半ばを試す展開になっています。

 米疾病対策センター(CDC)は米国内で初めて「オミクロン変異株」の感染が確認されたと発表しました。感染が確認されたのはカリフォルニア州で、11月22日に南アフリカから戻った渡航者から検出され、この感染者はワクチン接種済で症状は軽く、改善しつつあり、現在は自己隔離中とのことです。また昨日はノルウェー、アイルランド、サウジアラビア、そして韓国でも「オミクロン株」の感染が確認され、急速に世界中に拡大している模様です。現時点でも、「オミクロン株」に対する既存ワクチンの有効性などは分かっていませんが、今朝の報道では、ファイザーのワクチン開発の責任者は、来年3月には「オミクロン株」に対するワクチンが開発されるとインタビューで答えていました。

 パウエルFRB議長は前日に続き昨日は下院金融委員会の公聴会で証言を行いました。証言は基本的には前日に沿ったものでしたが、「インフレ高進が根強く続くリスクが明らかに高まった」と述べ、(金融当局の)「政策はそうした状況に合わせて適応してきたし、今後も適応していく」と語っています。その上で、「現在起きている高インフレが定着しないよう、当局として手段を講じていくことを約束したい」と証言を行っています。またNY連銀のウイリアムズ総裁は1日付けのニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、「経済がどれほど強いかを考慮し、これらの債券購入を、数カ月程度かもしれないが、幾分早く終了することは理にかなうだろうか。それが問題だ」と述べています。これまで、高インフレが持続するかについては慎重な見方を維持してきたFOMC高官メンバーが、ここにきて急速に「タカ派寄り」に変わって来た印象です。12月14-15日には今年最後のFOMCが開催されますが、その時までに「オミクロン株」の感染力やワクチンの有効性など詳しい情報が集約され、ある程度の楽観的な見通しが立てば、会合でテーパリングの加速についても議論される可能性がありそうです。英大手金融機関のバークレーズは「1月にテーパリングの加速を発表し、4月中旬に資産購入を終了し、5月に最初の利上げを行う。2022年には3回利上げを行い、2023年にはさらに4回の利上げを見込んでいる」ことを公表しています。この見通しは筆者が知る限り、「最もタカ派的」なものです。

 下落が止まらないトルコリラですが1日、トルコ中銀はリラ下落を阻止するため、8年ぶりに為替市場に介入しました。先月からトルコリラの下落に一段と拍車がかかり、昨日は対ドルで13.95近辺までリラ安が進み、今年2月の6.89からほぼ価値が半分になっていました。市場介入によりドルリラは8.5%程急反発しましたが、その後は再び軟調な展開になっています。トルコ中銀は声明で、「市場の不完全な価格形成が介入の理由だ」と述べています。エルドアン大統領も会見で、「中銀は必要に応じ必要な介入を実施できる」と語っています。ブルームバーグは、「トルコ中銀がリラ急落に歯止めをかけようと約10億ドルを費やして為替介入に動いたことは、エルドアン大統領の経済改革計画に政策担当者がますます不安を募らせていることの表れだ」とのコメントを掲載していました。トルコでは高騰する物価が政治問題化しており、抗議デモも散発的に発生しています。今朝の時点でドルリラは13.40近辺で推移しています。

 昨日も述べたように、ドル円は日足の雲の中で推移しており、雲の下限である111円90銭近辺を試す動きのようにも思えます。東京タイムでは日本株の上げ下げが材料となりドル円が動きますが、本日も日経平均株価は下げ、底値を探る展開が予想されます。

本日のドル円は112円40銭~113円40銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)

サーチナ

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最終更新:12/2(木) 10:08

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