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ボラティリティー高まる、パウエル氏姿勢変化やオミクロン株リスクで

12/1 10:41 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 市場にボラティリティーが戻ってきた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡る懸念の高まりやパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による予想外のタカ派的方向への傾きがきっかけだ。

S&P500種株価指数は11月30日に1.9%下落。パウエル議長は上院銀行委員会の公聴会で、資産購入プログラムのテーパリング(段階的縮小)加速を検討すべきだとの考えを示した。発言を受け、29日の上げは帳消しとなり、「VIX」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数は、インフレ持続を投資家が懸念し始めたことでS&P500種が一時的に急落した5月時点の水準に接近した。

パウエル氏、「数カ月早い」テーパリング終了検討も-高インフレで

ボラティリティーの高まりは、市場の混乱でさらなる売り圧力が生じる可能性を示唆するが、一部の市場関係者はこうした状況を歓迎している。「市場は不確実性を嫌うといったことわざはこの上なく正しい。投資家は押し目買いの機会が大好きだといったもう一つのよく知られた力も同格だ」とオアンダのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は指摘した。

S&P500種は過去10年間、11月に平均2.7%上げていた。しかし今年の11月は0.8%安と2011年以来、10年ぶりのマイナスとなった。

VIXのボラティリティーを測る指数であるVVIX指数は過去1週間、140を上回る日が2回あった。過去1年間の平均は114。VVIXの上昇は、向こう30日間にわたってVIXが高止まりし、大きく変動する可能性を示唆する。VVIXは1月にもコロナやワクチンに関するパウエル議長の発言で同様の大幅上昇を見せた。当時、VVIXは終値ベースで158まで上昇し、VIXも37.2に達した。

株式のボラティリティーの高まりから逃避する先を債券市場に求めた投資家は11月、そこで一層激しい値動きに直面した。米国債の1カ月間の予想変動率を示すICE・BofA・MOVE指数は今週、2020年3月以来の高水準を付けた。11月は米国債相場にとって異常に激しい月となった。10年債利回りは感謝祭の祝日前に1.69%まで上昇したが、30日には一時1.41%まで下げた。

原題:Waves of Volatility Whipsaw Markets on Powell Tilt, Omicron Risk(抜粋)

(c)2021 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:12/1(水) 10:41

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