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米債務上限Xデー巡る観測でTB金利上昇-パウエル議長の発言も影響

12/1 9:36 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 11月30日の米金融市場では、米連邦政府債務の上限引き上げや適用停止がない場合、財務省の借り入れ能力が尽きるとの不安を示唆するかのように12月下旬に償還期日を迎える米財務省短期証券(TB)の利回りが上昇した。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で、インフレに関する「一時的」という表現をやめる適切な時期だと述べ、金融政策の緩和縮小・引き締め加速に道を開く発言を行ったことを受け、この日のTB利回りは全般にじり高となった。

パウエル氏、「数カ月早い」テーパリング終了検討も-高インフレで

特に12月23日償還TBの利回りは0.11%前後と、償還期日が5日後のTB(0.07%)をかなり上回った。利回り上昇幅も6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と突出し、米連邦債務上限の「Xデー」を巡る市場の観測を反映する形となった。

米議会予算局(CBO)も11月30日の報告で、財務省の資金が年内に底を突く恐れがあると警告した。

米財務省の資金、12月半ば以降に底を突く恐れ-議会予算局

TDセキュリティーズのシニア米金利ストラテジスト、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は「最終期限が近づく中で市場はますます神経質になっている」と指摘する一方、「12月中に財務省の資金が尽きる可能性が高いと示唆するCBOの報告は、この問題で議会の動きを加速させることになりそうだ」と予想した。

一方、米連邦準備制度は11月30日、市場からの資金吸収手段である翌日物リバースレポを実施し、約1兆5200億ドル(約172兆円)を吸収した。応札額は約586億ドル増え、同月18日以来の大幅増となった。

月末要因で84金融機関が多額の資金をリバースレポ・ファシリティーに滞留させたが、吸収額は過去最高だった9月30日の約1兆6000億ドルには届かなかった。

原題:Debt-Cap Concern Spurs Nervousness About Late December T-Bills、Fed Reverse Repo Facility Jumps at Month-End; Debt-Cap in Focus(抜粋)

(c)2021 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:12/1(水) 9:36

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