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明日の戦略-連日の後場の急失速、底打ち期待が大きく後退

11/30 16:47 配信

トレーダーズ・ウェブ

 30日の日経平均は大幅に3日続落。終値は462円安の27821円。欧米株高を好感して寄り付きから300円を超える上昇となり、すぐに上げ幅を400円超に広げた。しかし、28700円台に乗せたところで天井感が出てきて、開始3分できょうの高値をつけた後は失速。前場では値上がり銘柄が多い中で3桁高の状態を保ったが、前引けで28500円を下回ると、後場は節目より上が重くなった。14時近辺にモデルナのCEOがワクチンのオミクロン型に対する有効性が低下すると発言したことが伝わると、先物主導で下を試す流れとなり、一気にマイナス転換。地合いの急変を受けて、以降は売りに勢いがついた。節目の28000円もあっさり割り込むと、引けにかけては下げ幅を400円超に拡大。そのまま安値圏で取引を終えた。前場のうちに下げに転じたマザーズ指数は2%を超える下落となった。

 東証1部の売買代金は概算で5兆4800億円。本日はMSCI銘柄入れ替えに伴うリバランス需要の発生日で商いは膨らんだ。業種別では陸運、鉱業、石油・石炭が上昇しており、プラスはこの3業種のみ。一方、鉄鋼、海運、非鉄金属などが大きく下落している。買収効果を見込んで通期の見通しを引き上げたTVEが急騰。半面、決算説明会が売りを誘ったアスタリスクがストップ安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり572/値下がり1533。証券会社が投資判断を引き上げたマネックスGが、ストップ高をつける場面もあるなど急騰。オリンパスもリポートを材料に大幅高となった。SOX指数の上昇を手がかりにディスコやアドバンテストなど半導体関連の一角が上昇。JR東日本や小田急、東急など、前日の下げが大きかった電鉄株に押し目買いが入った。ほか、NTTドコモに商談ツールの提供を開始すると発表したアイドマHDが買いを集めた。

 一方、中京医薬品、重松製作所、星医療酸器など、直近でコロナ変異株を材料に人気化した銘柄群の多くが急落。ファーストリテイリングが4.4%安、ソフトバンクGが2.9%安と、指数寄与度の大きい銘柄が象徴的に売り込まれた。主力どころでは日立や富士通など電機株の一角が弱かった。前日に増担保規制が嫌気されてストップ安となったFRONTEOは、本日は場中値付かずのストップ安比例配分。上場直後の値動きが良く、大商いとなることも多かったGRCSが、手じまい売りに押されてストップ安となった。

 本日マザーズに新規上場したボードルアは、高い初値をつけたものの、そこからの買いは続かず、ストップ安まで売り込まれた。

 日経平均は序盤に400円超上昇したところから、引けでは400円を超える下落。今は値動きが荒くなりやすい局面ではあるが、それにしてもよく下げた。値を消しても横ばいくらいで終えてくれれば先の急反発にも期待が持てたところだが、終値(27821円)では28000円を大きく下回っており、一段安へのケアをしておかなければならなくなった。本日、個人投資家の買い意欲を減退させたと思われるのが、グローバルウェイ、アスタリスク、FRONTEOのストップ安。秋口にかけて動きの良さが注目を集めていた銘柄だが、それぞれに個別の材料があってたたき売られた。年末が迫って相場の雰囲気も悪くなれば値持ちの良いものが売られるのは仕方ないが、それにしても下げのインパクトが大きい。今晩の米国株は恐らく、モデルナCEO発言が嫌気されることになるのだろう。弱材料を先に消化しているわけだから、米国株が下げても引け味が良ければ、あすの売り圧力は限られるはず。ただ、それでも一気に霧が晴れるような状況は期待しづらい。引け後に、日本でもオミクロン型の感染者が確認されたとのニュースが流れてきた。年初来安値(26954円)近辺までは下げが続くとみておいた方が良いかもしれない。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:11/30(火) 16:47

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