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日経平均2万9000円割れの大幅下落、オミクロン株で世界的な株安に

11/29 6:46 配信

LIMO

世界の株式市場で売りが広がる

2021年11月26日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より747円66銭安の2万8751円62銭でした。下げ幅は6月21日以来およそ5カ月ぶり、今年4番目の大きさでした。心理的節目の2万9000円も割り込む大幅安となりました。

大きな要因は、同日早朝、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスが検出され、感染が急増していると伝わったことです。海外でコロナの感染状況が悪化することで経済活動が停滞するとの懸念が投資家の間に広がり、幅広い銘柄が売られました。

今週の展開はどうなるでしょうか。新たな変異ウイルス「オミクロン株」の脅威はアジア市場から欧州市場、さらに米国へと流れが続きました。日経平均、香港ハンセン指数、インドSENSEXなどの指数が下落、ドイツDAXも下げました。

米国では26日は25日の感謝祭翌日にあたり、株式市場は午後1時までの短縮取引でしたが、同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日より905ドル04セント安の3万4899ドル34セントで終えました。下げ幅、下落率ともに今年最大です。

各国政府は変異ウイルスへの警戒感を強め、南アフリカなどからの渡航制限を発表しています。この流れが加速すると、世界各国で経済の回復が遅れると見られ、株式相場が停滞する可能性もあります。

ただし、週末の段階では新たなニュースに投資家が狼狽して売りに回ったような状況でもあります。週明けから「往って来い」になることも想定されます。もちろん、安易な判断をせず、どちらに動くのか様子を見たいところです。

今週は、12月1日に米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が発表されます。3日には米国の2022会計年度の暫定予算が期限を迎え、予算の成立が難航すれば市場が混乱するリスクもあります。また、3日には11月の米雇用統計が発表される予定です。

主要な移動平均線を割り込み下落

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週はザラ場の高値が2万9960円と、3万円まであと40円に迫り、直近の戻り高値である11月4日の高値(2万9880円)も超えました。

こういったことから先週は底堅い展開になると予想されましたが、実際には週末にかけて大きな陰線となり、25日線も割り込みました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。少し心配なのは、今回の下落で、25日線だけでなく、心理的節目となる2万9000円、さらには75日線、200日線も割ってしまったことです。

直近の押し安値である11月11日の安値(2万9040円)は、25日線に下値をサポートされてそこから反発していました。しかし、先週ここを割り込んだことで、10月6日の安値(2万7293円)を大底とする短期的な上昇トレンドも崩れてしまいました。

次の節である2万8500円付近が迫っており、ここを割り込むようなことになると短期的には目線を下に持たざるを得なくなります。今週、このあたりを維持できるかどうかがポイントになります。

上値メドとしては直近の戻り高値である11月16日の高値(2万9960円)になりますが、しばらくもみ合う可能性もあります。下値メドは10月6日の安値(2万7293円)が意識されます。ここを割り込むと、8月20日の安値(2万6954円)を大底とする中期的な上昇トレンドも崩れます。

現状は、25日線、75日線、200日線など、主要な移動平均線が収れんしています。今週、まずはこれらの移動平均線を奪回できるかどうかに注目したいところです。

LIMO

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最終更新:11/29(月) 6:46

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