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【為替本日の注目点】ドル円は反発し114円30銭台に

10/27 9:54 配信

サーチナ

 ドル円は反発。日本株が500円を超える上昇を見せ、NY株も3指数が上昇したことからリスクオンの流れに伴い円が売られ、114円31銭まで上昇。
 ユーロドルはやや水準を切り下げたものの、引き続き1.16を挟んでもみ合う。
 株式市場は小幅ながら3指数が揃って上昇。ダウとS&P500は連日で最高値を更新。
 債券は続伸。長期金利は1.60%台へと低下。
 金は反落。原油は上昇し引け値で84ドル台に。

8月FHFA住宅価格指数         →  1.0%
8月ケース・シラ-住宅価格指数      →  19.66%
9月新築住宅販売件数           →  80.0万戸
10月消費者信頼感指数          →  113.8
10月リッチモンド連銀製造景況業指数   →  12

ドル/円   113.94 ~ 114.31
ユーロ/ドル 1.1585 ~ 1.1622
ユーロ/円  132.34 ~ 132.66
NYダウ   +15.73 → 35,756.88ドル
GOLD   -13.40 → 1,793.40ドル
WTI     +0.89 → 84.65ドル
米10年国債 -0.023 → 1.6080%

【本日の注目イベント】

 豪   豪第3四半期消費者物価指数
 中   中国9月工業利益
 独   独11月GFK消費者信頼感
 欧   ユーロ圏9月マネーサプライ
 米   9月耐久財受注
 米     企業決算 →  マクドナルド、コカ・コーラ、イーベイ、ボーイング
 加   カナダ中銀政策金利発表
    
 ドル円は114円台を回復し、NY市場では114円31銭まで「円売り」が進みました。想定通りとはいえ、先週末には113円42銭までドルが売られた割には、戻りが速いといった印象です。特にここ3日は米債券が買われ、長期金利は低下傾向にある中での反発でした。消費者マインドなど、発表された米経済指標が概ね良好だったこともありましたが、昨日は日米で株価が上昇したことからリスクオンの流れが強まり、ドル高というよりも、「円売り」と言った側面が強かったようです。市場がリスクオンに傾くと低金利の円はどうしても売られる傾向にあり、昨日はクロス円も軒並み上昇しています。

 昨日の東京株式市場では日経平均が500円を超える上昇を見せました。主要株式市場に比べ出遅れが鮮明で、特に岸田政権が発足するとの観測が出た辺りから株価は下落基調でした。NYではダウとS&P500指数が最高値を更新し、ナスダックも最高値をうかがう展開が続いている状況です。今度の日曜日の衆院選では与野党が拮抗しているとの事前予想もあり、投票率次第では「政権交代」もありうるとの極端な予想もあります。政権交代が実現するかどうかは別として、今回の衆院選は人々の関心も高そうで、投票率も上振れする可能性はありそうです。このことが、株価の上値を重くしている部分があり、選挙後に株価が再び大きく下げるようなことがあると円が買い戻され、ドル円も113円を試す展開があるかもしれません。いずれにしても、今回の衆院選の結果が株価の変動を通じてドル円を動かしそうです。

 10月の消費者マインドは市場予想を上回る「113.8」でした。「仕事が豊富にある」と答えた比率は前回よりも若干低下していましたが、依然として高水準を維持していました。また期待指数は前回よりも大きく伸び、今後景気回復が続き消費が伸びることを示唆していますが、コンファレンスボードの景気指数担当者は、「短期的なインフレ懸念が景気信頼感に与えた影響は限定的だった。10月は住宅や自動車、大型家電の購入を計画する消費者の割合がいずれも増加した」と説明しています。(ブルームバーグ)その住宅市場では9月の新築住宅販売件数が6カ月ぶりの高水準となり、基調的な需要の底堅さを示していました。ただ一方で住宅価格の高騰が続き、さらに、住宅ローン金利も徐々に上昇してきていることから、人々が購入を前倒しにしている可能性があり、このまま高水準を維持できるかどうかは不透明です。同時に発表された8月のケース・シラー住宅価格指数を見ると、主要20都市では引き続き価格上昇は止まらず、20都市平均では年率19.6%も上昇し、7月では20%を超えていました。1年たてば2割も価格が上昇してしまうことを考えたら、可能であれば早めに買うか、あるいは購入をあきらめるしかありません

 最後に中国の不動産バブルに関するニュースです。
 中国当局は、中国恒大集団の債務危機を緩和するため同社創業者で富豪の許家印氏に対し、個人資産をなげうつよう指示したとの報道があります。ただ、許氏の個人資産が恒大の債務削減に十分寄与できるほど大きいのか、また流動性があるのかについては定かではないようです。公表されている許氏の資産の大半は、恒大の株式と、同社が2009年に香港市場に上場して以来払われてきた現金配当が大半を占め、その配当額は過去10年で約80億ドル(約9200億円)にも上りますが、その配当金を許氏がその後どのように再投資したかについては明らかでないようです。恒大にとって次の難関はドル建て債務払いで、30日の猶予期間が終わる今月29日です。またこれをクリアしても、2022年に合計で74億ドル(約8440億円)の支払い期限が来ます。

 ドル円は再び114円台前半まで戻ってきましたが、ここからレジスタンス・ゾーンの入口である114円台半ばを超えて行くことができるかどうかが焦点です。

 本日の予想は113円70銭~114円50銭程度でしょうか。
(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)

サーチナ

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最終更新:10/27(水) 9:54

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