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明日の戦略-500円を超える上昇で29000円台を回復、これで調整一巡となるか

10/26 16:41 配信

トレーダーズ・ウェブ

 26日の日経平均は大幅反発。終値は505円高の29106円。米主要3指数がそろって上昇したことを受けて買いが優勢。前日の下げを主導したファーストリテイリングが一転大幅高となって上昇のけん引役となった。売り出し価格が決定した日本郵政が強い動きを見せたことも需給改善期待につながり、指数は300円超上昇して始まった後も上げ幅を拡大。節目の29000円を早い時間に超えてきた。500円超上昇したところで買いは一巡。ただ、戻り売りは手控えられ、そこからはほぼフラットの時間帯が長く続いた。後場に入っても高値圏を維持し、終値でも500円を超える上昇となった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5700億円。業種別では海運や鉄鋼、その他金融などが強い上昇。銀行と空運の2業種のみが下落しており、倉庫・運輸が小幅な上昇にとどまった。日本経済新聞で業績上振れ観測が報じられた川崎汽船が5%を超える上昇。日本郵船や商船三井も連れ高した。半面、ピー・シー・エーは上方修正発表も好感されず急落。東証1部の値下がり率トップとなった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1685/値下がり398。ファーストリテイリングが5.0%高となり、前日の下げ分を埋めきる強い上昇。売り出し価格が決まった日本郵政は全市場の売買代金トップとなる大商いで、こちらも5%近く上昇した。米テスラの急伸を手掛かりにパナソニックが大幅高。傘下企業の経営統合が好感されたNTTが買いを集めた。前日に続いて鉄鋼株が買われており、中でもJFEHDが4%を超える上昇。好地合いの中、材料のあった銘柄が跳ねており、FRONTEOが急騰。ぷらっとホームがストップ高となった。

 一方、レーザーテックやキーエンスが逆行安。金融株が全体株高の流れに乗れておらず、三菱UFJや三井住友が下落した。決算を材料にキヤノンMJとキヤノン電子が大きく売られており、これを横目に見ながらキヤノンだけでなくニコンやエプソン、コニカミノルタなど事務機関連が軒並み安。東映アニメは通期の利益見通しを引き上げたものの、市場の期待値が高いこともあり、株価は強い売り反応となった。グローバルウェイは連日のストップ安。場中にも値はついたがストップ安水準のみという、厳しい売られ方となった。

 本日、マザーズに新規上場したCINCは、高い初値を付けた後は強弱感が交錯した。しかし、取引終盤に強めに売られて、終値は初値を下回った。

 日経平均は大幅高となり、終値で29000円を超えてきた。ただ、きょうの動きを強いと捉えて良いかは微妙なところ。一部メディアで衆議院選挙において自民が単独過半数を確保できそうとの報道が出てきており、これが材料視された可能性もあるが、その場合、金曜まで関連報道に振り回されることは必至。ここ一連の値動きを整理すると、大幅安となった10月21日は日本郵政売り出しに絡む雑な売りによって相場が崩され、売り出し価格決定でそれが修正されたにすぎないようにも見える。きょうの上昇が本物であれば、10月20日の戻り高値29489円は早々に超えて然るべき。そうなれば、大きなトレンドは上方向で、75日線(28540円、25日時点、以下同じ)や52週線(28384円)をサポートに短期調整が一巡したとの見方が強まるだろう。

 日本電産が引け後に決算を発表した。上期は計画を上振れ、通期見通しも上方修正している。期待の高い銘柄のため、今回の修正幅では同社に対するポジティブな反応は限られるかもしれない。ただ、供給制約など製造業に対する不透明感が漂う中、直近四半期においても利益はしっかり積み上げており、その上で先の見通しも引き上げている。事前に決算期待が高まっているわけでもないだけに、あすは落ち着いた動きが見られるかに注目したい。安川電機などは上方修正を発表しても売り反応となり、しばらく下げが続いた。足元の日経平均はやや不安定となっているだけに、注目度の高い企業の決算に対する反応が悪い状況が続くと、買いが手控えられて下に振れやすくなるため注意したい。

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最終更新:10/26(火) 16:41

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