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利益成長【青天井】銘柄リスト〔6-8月期〕 17社選出 <成長株特集>

10/24 19:30 配信

株探ニュース

 2月期決算企業を中心とする6-8月期(3ヵ月決算)の決算発表が先週までに出そろった。本特集では、6-8月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が"青天井"状況になっている銘柄を探った。

 下表では、本決算月にかかわらず、21年6-8月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益を上回る見通しを示している17社を選び出し、6-8月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> 。21年6-8月期(第2四半期)の税引き前損益は57億円の黒字(前年同期は21.9億円の赤字)に浮上し、9四半期ぶりに過去最高益を達成した。新型コロナウイルス感染拡大の大きな影響を受けたものの、固定費の圧縮や不採算店舗の退店といったコスト構造転換を進めたことに加え、時短協力金や雇用調整助成金を計上したことが利益を大きく押し上げた。

 6-8月期決算は小売業が全体の約3割を占めるが、食品スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどは昨年発生したコロナ特需の反動で苦戦を強いられた。小売業で今回の青天井リストに入ったのは、クリレスHDと6位のアークランドサカモト <9842> の2社にとどまった。

 2位の霞ヶ関キャピタル <3498> [東証M]は物流開発用地の売却が進み、6-8月期(第4四半期)の経常利益は前年同期比3.7倍の17.5億円と過去最高益を大幅に塗り替えた。続く22年8月期の同利益は前期比44.6%増の15億円と2期連続の最高益更新を見込む。また決算と併せて、26年8月期に営業利益200億円(21年8月期実績は13.2億円)を目指す意欲的な中期経営計画を発表している。

 3位に入ったシー・エス・ランバー <7808> [JQ]の6-8月期(第1四半期)業績は、ウッドショックによる木材価格の高騰・供給不足の影響で多くの競合他社が受注制限するなか、木材の調達先拡充や樹種変更の提案を進めたことが奏功し、プレカット木材の出荷が大きく伸びた。また、値上げ効果に加え、生産効率・配送効率の向上も大幅増益につながった。業績好調に伴い、非開示だった22年5月期通期の経常利益は前期比71.3%増の23億円(予想レンジ中値)と3期連続最高益を見込み、期末一括配当は同30円増の80円に大幅増配する見通しを示した。

 4位のウエストホールディングス <1407> [JQ]は世界的に環境意識が高まるなか、再生可能エネルギー事業でメガソーラーの売却が膨らんだ。また、電力小売事業は新型コロナ感染拡大の影響で法人顧客の電力消費量が減少したものの、提携金融機関からの紹介で契約件数は着実に増加し、6-8月期(第4四半期)の経常利益は50.5億円と過去最高益を55.2%上回って着地。併せて22年8月期は2期連続の最高益見通しを示したことも好感され、株価は20日に上場来高値6480円まで上値を伸ばしている。

 8位にリスト入りしたダイセキ <9793> の6-8月期(第2四半期)は主力の産業廃棄物処理事業で国内鉱工業生産の回復とともに廃液処理の受注量・工場稼働率が上昇したほか、昨年急落した原油や鉛といった資源価格の回復を受けてリサイクル燃料の販売価格も徐々に上昇し採算が改善した。また、土壌汚染処理事業では大型インフラ整備関連事業などの好採算案件の獲得が進んだ。好決算を背景に、株価は上場来高値圏で頑強な推移を続けている。

 11位のリソー教育 <4714> は3月から再開した積極的な新校展開を背景に、生徒数がコロナ禍前を上回る水準に増加し、6-8月期(第2四半期)は8四半期ぶりに過去最高益を達成した。今回のリストには選出されなかったが、同じく学習塾を運営する市進ホールディングス <4645> [JQ]と東京個別指導学院 <4745> も好決算を打ち出しており、3社とも決算発表後に年初来高値を更新している。

 9位のマルマエ <6264> と13位のローツェ <6323> は半導体需要の拡大が追い風となった。マルマエの6-8月期(第4四半期)は主力とする半導体製造装置向け精密部品の受注が大きく伸び、13四半期ぶりの最高益更新を果たした。同時に発表した22年8月期業績はロジック向けを中心に半導体分野の好調が継続し、経常利益17.8億円(前期比48.3%増)と4期ぶりに最高益を更新する計画だ。

 一方、ローツェの6-8月期(第2四半期)は、半導体製造装置の販売が引き続き好調だったことに加え、ベトナム生産工場での生産効率改善も寄与し、2四半期連続の最高益更新を遂げた。併せて、22年2月期通期の経常利益を従来予想の100億円→148億円(前期比74.5%増)、期末一括配当を45円→65円(前期は30円)にそれぞれ大幅上方修正しており、株価は青空圏を快走する展開となっている。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名    上振れ率 6-8月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<3387> クリレスHD    104  5709   2798   39.0   10200   7340 26.2
<3498> 霞ヶ関C      101  1755   871   44.6   1500   1037 22.1
<7808> CSランバー   78.7   799   447   71.3   2300   1343  4.3
<1407> ウエストHD   55.2  5052   3256   13.7   10972   9648 35.0
<2918> わらべ日洋    27.3  2502   1965   11.1   5300   4772 11.9
<9842> アークランド   26.4  7562   5983   36.2   23100  16956  3.5
<3697> SHIFT    19.1  1529   1284   20.4   5700   4736  112
<9793> ダイセキ     18.5  3758   3172   16.1   12800  11025 32.9
<6264> マルマエ     16.9   428   366   47.0   1780   1211 22.5
<4434> サーバワクス   15.5   194   168   5.2    443   421  113

<4714> リソー教育     9.6  1534   1400   9.1   3000   2749 33.4
<3922> PRTIME    6.6   504   473   34.6   1748   1299 40.3
<6323> ローツェ      5.5  3733   3539   74.5   14809   8487 16.7
<9740> CSP       5.5  1581   1498   0.3   5000   4986 13.1
<2292> SFOODS    2.4  4647   4536   0.1   13000  12990 12.1
<4055> T&S       0.9   107   106   34.9    410   304 50.9
<7049> 識学        0.7   138   137   25.2    353   282  108

※2020年10月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:10/28(木) 21:39

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