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1米ドル=114円台半ばが当面のターゲットに。米金融政策の方向性がはっきりしている以上、米ドル高がまだ続く可能性が高い!

10/16 16:06 配信

ザイFX!

米ドル高本格化の予想どおりの動きに
 9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)以来、米国の金融引き締めの動きから米ドル高相場が本格化するという予想をずっとしてきましたが、ここまではほぼ予想どおりの動きになっています。

 今後の相場展開については、結論から言うと、この動きはまだまだ続くと考えていますので、トレード方針も米ドル/円やユーロ/米ドルなど主要通貨での米ドル買いポジションのキープを続けていくつもりでいます。

米長期金利上昇と株価の回復で、米ドル/円は一気に113円台に到達
 さて、そこでこの1週間を振り返りながら、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

 まず、1つ顕著な動きであったのは、米国の長期金利の上昇です。

 代表的な米国債10年物の利回りの推移を見てみると、9月20日(月)前後に1.3%程度であったものが、その後、急上昇を続け、一時1.6%台に達しました。

 短期間の上昇としては、かなりのスピードであったと思います。それに伴って米ドルも全体的に上昇しました。

 当初は、株式の下落によるリスクオフからの円高の影響で、他の通貨では米ドル高が続くものの、米ドル/円は上がらないという状態が続いていましたが、株価が回復してくると状況が一変します。

 巻き返しの円売りが大量に発生し、米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)で円安が急激に進みました。

 その結果、米ドル/円は昨年の高値であった2020年2月20日の112.23円を上に抜けると、一気に113円台に達しています。

米国の金融政策の方向性がはっきりしている以上、米長期金利の上昇と米ドル高がまだ続く可能性が高い
 さて、そんな中、昨日(10月13日)はFRB(米連邦準備制度理事会)が9月21日(火)、22日(水)分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨を公表しました。

 その中には非常に具体的な内容が書かれていました。

 「11月の次回会合でテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決めた場合、11月中旬か12月中旬に始めることができる」と議論したとありました。

 また、テーパリングの内容は「国債が月額100億ドル、MBSが月額50億ドルで実施される方針を議論した」ことも明らかになりました。

 こうした内容が出てきたことにより、テーパリングのスケジュール感がはっきりしたということで、発表後は材料出尽くし感から利食いが発生しています。

 米長期金利も低下し、先ほどの10年物で1.5%台半ばになっています。

 FX市場でも、米ドル買いポジションの利食い売りが出てきており、米ドル/円も113円台前半まで一時下落しました。

 しかし、これらの動きはあくまでもポジション調整の範囲内でのものだと私は考えています。

 米国の金融政策の方向性がはっきりしている以上、米長期金利の上昇と米ドル高がまだ続く可能性が高いと思っています。

 米ドル/円は、前々回のコラムでもお話したとおり、114円台半ばが当面のターゲットになるでしょう。

 ユーロ/米ドルについては、クロス円がしっかりしていることもあって、ここからなかなか下がり難くなってくるかもしれません。

 ただ、米ドル安方向、つまりユーロ高・米ドル安方向に転換することはないとみています。

ザイFX!

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最終更新:10/16(土) 16:06

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