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コロナ禍で衰えたやる気を取り戻せ!運動で増える「健康物質」とは

9/27 6:01 配信

ダイヤモンド・オンライン

 「運動は健康によい」というのは誰もが知っていることだが、具体的にはどんな運動が、どのようによいのだろう? はじめに考えたいのが、運動によって心を健康に保つ方法だ。ここで重要なキーワードとなるのは、「テストステロン」という物質である。(マガジンハウス『ターザン』2021年6月10日号特集「運動は、なぜ脳に効くのか?」より転載)

● 気分の落ち込みには 何よりも運動が効く

 心身のコンディションにホルモンが与える影響は大きい。なかでも、メンタルと深く関わるのが、テストステロン。いわゆる男性ホルモンだ。

 「テストステロンは、メンタル、フィジカル、セックスという3分野に関与します。なかでもメンタルでは、やる気や意欲を促す働きがあり、テストステロンが足りないと、うつや不安を訴える人が増加。男性では、いわゆる男性更年期を招きます」(千葉西総合病院で泌尿器科男性機能外来を担当する久末伸一先生)

 テストステロンは女性でも副腎や卵巣などから分泌されており、同じようにメンタルに作用している。

 コロナ禍で数々のストレスを抱えた挙げ句、酒量が増したり、睡眠時間が短くなったりしたというタイプも少なくないだろう。ところが、そうしたストレスフルな生活、多量の飲酒、睡眠不足を続けていると、テストステロンは急激に減りやすい。

 減ると気分が落ち込むテストステロンを増やすのに、何が役立つのか。その答えこそ、運動なのである。

● 運動習慣をつければ 眠りの質は良くなる

 心身の疲労をリセットしながら、ご機嫌に保つには、質の高い眠りが不可欠。そのためにも、運動は欠かせない。

 ヒトには、日が落ちて暗くなったら眠くなるという仕組みに加えて、長く起きていて疲れたら眠くなるという仕組みもある。日中に運動などでアクティブに過ごすからこそ、休息を促す睡眠圧が高まり、それが安眠につながるのだ。事実、生物学の研究では、活発に動いて体重当たりのエネルギー消費量が多い動物ほど、睡眠時間が長くなることがわかっている。

 そして、筋トレなどの運動で分泌されるテストステロンも、眠りに関与していることが判明している。

 「テストステロンの分泌には日内変動があり、朝方は多くなり、日中になると下がります。ランチ後の眠気の一因は、テストステロン量の低下によるものだと考えられます」

 また、久末先生のグループの研究によると、男性にテストステロンを塗り薬で補充してやると、補充しなかったグループと比べて、寝付きが良くなる、眠気が減る、昼間の元気度が上がるといったプラスの効果があったという(上グラフ参照)。

 いずれにしても、良質な眠りでメンタルをポジティブにコントロールしたいなら、運動はマストなのだ。

 (取材・文/井上健二、イラストレーション/しりあがり寿、監修/久末伸一【千葉西総合病院】)

ダイヤモンド・オンライン

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最終更新:9/27(月) 10:25

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