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久々の「au三太郎」CMが視聴者の心に響いたワケ

9/26 10:01 配信

東洋経済オンライン

 9月前期の作品別CM好感度では、KDDI『au』の新CMが総合1位に輝いた。「三太郎」シリーズとしては5カ月ぶりの新作で、しばらく離れ離れで過ごしていた三太郎が久しぶりに再会し和気あいあいと過ごす内容だ。

 子役の“きらりちゃん”こと村山輝星が桃太郎(松田翔太)とかぐや姫(有村架純)の子どもである“桃姫”として初登場したほか、TikTokなどで活躍するもーりーしゅーとの歌うオリジナル楽曲『ずっともっと』がBGMに使用されるなど、見どころの多い展開となっている。

 CMは三太郎がそれぞれ離れた場所で剣術の稽古や薪割り、釣りをして過ごすシーンに始まり、彼らが見上げた空の入道雲には彼らが楽しげにじゃれ合う過去の光景がいくつも映し出される。

 場面が桃太郎の家に変わると、ピンク色の着物姿の桃姫が勢いよく下駄を脱ぎ捨て縁側に上がり、ハンドクラップをしながら踊ったり浦島太郎(桐谷健太)と金太郎(濱田岳)をハイタッチで出迎えたりする様子が描かれる。

 続けて桃姫が鬼の住処などを記した巨大な地図を描いて一同を驚かせると、過去のCMの映像が次々に挿入されカメラが上空へ引いていく。「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」「5Gエリア続々拡大中!」のメッセージが桃姫の描いた地図をバックに映され、ラストは三太郎にかつがれた桃姫が「Let’s go~!」と言いながら鬼退治に出かける姿で締めくくった。

■“つながる”というキーワードが響く

 本作は30代や50代の女性、小中高生など幅広い世代からポイントを獲得。桃姫のかわいらしさを評価する声が多数寄せられたほか、「三太郎」CMの久しぶりのオンエアを喜ぶ声や今後のストーリーが楽しみといった回答が目立った。

 このほか「♪ずっとずっと前から つながってる」「♪久しぶりに会ってもかわらないんだ」といったCMソングに関する感想も見受けられ、誰もが人と会う機会を減らしている今だからこそ、“つながる”というキーワードが人々の心に強く響いたようだ。

 総合9位にはKDDI『UQ mobile』の新CMがランクインした。9月1日にスタートした新シリーズ「UQUEEN」の第1弾CMで、満島ひかりと松田龍平が新たに起用されている。

 CMは、中世ヨーロッパを連想させる、現代の日本のどこかにあるという設定の豪華絢爛な宮殿、“UQ殿”を舞台に展開。満島は白いドレスのほか、華やかに輝くネックレスやブランドカラーである水色とピンクを基調とした王冠などを身にまとい、女王様気質の“UQUEEN”として登場する。

 松田扮する執事から「UQ」のロゴがデコレーションされたスマホカバーをつけたスマホを渡されたUQUEENは大勢の人の集まった大広間に進むと玉座に座り、何かを発表しようとするも執事に小声で「ドラムロール」と指示を出す。

 執事が「ドゥルルルルルル……、ダダンッ」と人々の視線を浴びながらドラムロールをまねると、UQUEENは「これからのスマホはすべて、この私が決める!」とスマホを掲げて高らかに宣言。彼女は「反対意見のある人は、足の指を挙げてくださーい」と続け、戸惑う人々を気にも留めず「はい! いないようなので、決定でーす」と強引に話を進めてしまう内容だ。

 最後はスマホで楽しげに自撮りするUQUEENを見つめる執事に「世の中変えるのは、案外こういう人かもな」という彼の心の声を重ねた。

■20代女性や主婦層など女性を中心に好スコア

 新CMシリーズの狙いについて、同社宣伝部メディア・クリエイティブ企画室室長の合澤智子氏に聞いた。

 「『シンプルを、みんなに。』というブランドスローガンのもとで展開するUQ mobileのベネフィットをお客さまへこれまで以上によりストレートにお伝えしたいという思いから、新シリーズのスタートに至りました」。注力したポイントについては「サービスをシンプルに訴求するだけでなく信頼感や共感も醸成したいと考え、細部まで作り込んだ“ビューティー感”のある映像表現のほか、ウィットに富んだストーリー展開やキャラクター設定を意識しました。多くの視聴者に次の展開を期待いただけるシリーズになればうれしいですね」と語った。

 本作は調査期間でのオンエアはわずか4日間で22回のみの放送だったが、20代の女性や主婦層など女性を中心に好スコアをマーク。チャーミングで芯の強いUQUEENと彼女を支える執事の魅力に加え、華やかな世界観の中で展開するユーモラスな掛け合いが人々の心を捉えた。

 続けて紹介したいのは総合2位につけた日清食品『カップヌードル シーフード』。8月後期にはCM好感度ナンバーワンとなった話題作で、当期は15回の放送ながら引き続き多くの支持を獲得した。

 CMは「♪イカよけなきゃ 食べられない 夏はシーフード」といったリズミカルな歌をBGMに展開。商品とフォークを手にした人物が部屋の天井や壁などから次々に飛んでくる無数のイカをよけながら踊り続けるアニメーションに続けて、南沙良が「シーフードヌードルおいしい」と笑顔で商品を食べる姿を映した。

 30代の男性や男子小中学生などから多く得票し、「思わずじっくり見て口ずさんでしまう」「歌が頭から離れない」「イカ満載の画面に見入ってしまう。謎の動き」などの感想が寄せられた。

 一度見たら忘れられない不思議な世界観のアニメーションは「カンヌ ライオンズ 2013」の5部門でグランプリを獲得したオーストラリア・メルボルン鉄道の安全啓発動画『Dumb Ways to Die』を手掛けたJulian Frost氏が担当したという。

■食欲の秋ならではのCMが続々

 また同社のCMでは、シンガーソングライターの崎山蒼志と山﨑すがらが出演する『チキンラーメン』が総合18位に入った。「食おうぜ! チキンラーメン」というコピーのもと、ふたりが河川敷でシングルバーナーを使って商品を調理し、唐揚げや半熟ゆで卵などをトッピングしておいしそうに味わうストーリー。

 崎山がアレンジと歌唱を担当した『チキンラーメンの歌』をBGMに、リラックスして過ごすふたりを映した。モニターからは同じような食べ方を試してみたいといった声が相次ぎ、シズル感のある表現が多くの関心を集めたようだ。

 このほかランキング上位にはミスタードーナツ『さつまいもド』、“秋の味”を訴求したサントリービール『金麦』、ケンタッキー『とろ~り月見サンド』の新CMといった食欲の秋ならではのCM展開が目立った。

東洋経済オンライン

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最終更新:9/26(日) 10:01

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